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2月, 2013の投稿を表示しています

Energia(IDE)でMSP430/Stellaris LM4F開発

MSP430向けに開発されたArduinoAPI互換IDE  Energia 。  最近MSP430LaunchPadを買ったついで最新版を確認したら、 Stellaris LaunchPad と MSP-EXP430FR5739 がサポートされていた。 (追記)Stellarisは名前が変わって Tiva™ C となった。 開発ボードはTM4C123G LaunchPadとなる模様。 ・・・・ MSP430LaunchPadは、Texas Instruments(TI)社の16bitマイコン MSP430 シリーズの開発用ボード。MSP430のバリューラインという石を開発できる。 Stellaris LaunchPad(通称StellarPad)は LM4F120H5QRというCortex-M4FコアのARMマイコン開発ボード。 MSP430は結構前に 購入していた が、先日もう一つ追加で買った(千石電商)。  今のロットでは同梱される石がピン数が多く周辺回路が豊富なものに変更されている。 以前ついていたものはバリューラインの中でも下位モデルだった。 もう一つ、StellarPad のほうは届いて以来積み基板と化していた…。 準備 Energiaをダウンロードして解凍するのとは別に、デバッガのドライバをインストールする。 ドライバの在り処はTIのWikiを参照。 (EnergiaにはMSP430のドライバが付属するけど、32bit用のみだった)  Windowsでは、MSP430は実行ファイルを一つ実行するだけだが、Stellarisはデバイス管理画面から、Stellarisのデバッガについて複数の項目(仮想UART、パラレルポートドライバ等)を一つ一つ当てる。 あとは、Energia上でマイコン種別と、仮想UARTポートを指定するだけ。 デバッガ経由なので、書き込みがとてもスピーディ。 ハードウェアまわり ・各ボードの ピン配置図 ・MSP430LaunchPadはボードRevによって若干仕様が違うので、要確認。 ・MSP430はIDE/Hardware にある boards.txtのボード定義を編集するだけで動作周波数を変更可能。  AVRではブートローダーの書き換えが必要なの

SDLoggerを試す

OpenLog  シリアル-SDロガーといえば、2年ほど前から OpenLog というプロジェクトの製品版を使っている。 オリジナルのOpenLogはATmega328Pベースだけど、最近ふと思ったのが、もうちょっと余裕のあるATmega644Pを使えば、RXバッファ用のRAMも増えるし、ロガーと言いつつソースにJPEGカメラのコマンド操作を追加すれば、SparkfunのJPEGトリガーみたいに使えるんじゃないかという点。  その観点でググってみると、同じコンセプトのSDLoggerというプロジェクトが2年前からあって、SeedStudioから販売されていたことを知った…。  (人は見たいものしか見えないんだなあ…)  SDLogger   http://www.seeedstudio.com/wiki/SDLogger_-_Open_Hardware_Data_Logger  github        https://github.com/magnuskarlsson/SDLogger  ATmega328Pで取りうるRXバッファ量が少ないという懸念は、2年前の使用感を引きずっていただけで、本家OpenLogの最新のファームウェア(v3.1)を見たらだいぶチューンナップされていて、昔みたいに連続書き込みで問題が起きることは無さそうだ。   RAMもROMもギリギリまで使い込まれている上に、Arduino1.0環境で互換機として書き込みができる。 もし古いファームウェア(コマンドで確認できる)を持っているなら、本家のサイトの説明を読んで最新のものを書き込んでみるとよいだろう。    ということで、お手軽なOpenLogと比較すると、SDLoggerはそのままOpenLogのスケッチが走る上位互換機として、余ったROM/RAMとI/Oを使って何か特化したロガーを作ってみるのに向いてそうだ。  とりあえず、手持ちの部品でSDLoggerを組み立ててみた。 ・ATmega644P(DIPなら秋月で入手できる) ・14.7456MHzの水晶発振子 ・microSDカードソケット ・コンデンサ少々 があれば作ることができる。  水晶発振子はちょっと特殊な周波数だけれど、シリアルの