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6月, 2014の投稿を表示しています

開局申請

 無線沼に足を突っ込んで4年。今までは広帯域受信機しか持ってなかったので衛星聞き専だった。3アマは持っていて、社団局に参加しているので衛星地上局の操作資格はあるものの、受信報告をしてみたりすると、やはりコールサインが欲しくなる。  今回は開局を行い、その過程をまとめてみた。 果たして、無事人間地上局になれるのだろうか… (コールサインはJI1DODになりました。 再割当て番号ですね) システム利用登録 アマチュア無線の開局申請は、謎のキャラクターが生息する総務省の電子申請・届け出システムLiteというサイトからオンラインで行うことができる。 電子申請なら申請手数料が割り引かれるので使わない手は無い。なおシステムの利用登録には、住所宛に届くハガキに書かれたパスワードが必要になる。  申請手続き 無線機の諸元が必要となる。無線機を買うお金が無いのも開局を渋る原因だったけれど、幸運なことに中古で状態の良いデュアルバンド機(TH-79)を入手できた。 見つけた時にその場で検索して、諸元を確かめる。古い機種だけど技適機種だった。 乾電池運用ができる。 申請の記述では、技適機種として付帯設備なし、10W以下の移動運用とした。 古い機種のため取説に古い様式が載ってたり、申請に使う電波の新形式にちょっと手間取った。 書式の情報を探す過程で、すこし歴史を垣間見た気がする。 審査通過 変なことは書いてなかったようで、2週間ほどで審査が通った。申請料を振込み、免許状送付用の封筒を投函する。 ペイジーはゆうちょのATMから現金で支払った。更に1週間で手元に免許状が届いた。 少し遅れて、電波利用料の振込の案内も届く。 アマチュア無線なら年間300円だが、 人工衛星の欄をみると、放送衛星用区分もあるからか、電波方式によってはかなりの額になっていて興味深い。 TH-79はデュアルバンド機で、最低だと30mW出力が選べる。 最大5W出せるそうだが、果たして最大出力で使うことはあるのだろうか…。  海外サイトで拾った回路図を眺めると、アナログ度が高く勉強になる。  AFSKやPSK31など、デジタルモードを追加する場合、付帯設備となるので技適を外れるが、出力10W以下の場合は、開局後であれば変更申請だけ

破損したLi-Po充電池の後始末

割とお手軽に買えるけど管理が厄介なものは意外とあって、筆頭はDIY向けや電子工作向けのリチウムイオン充電池ではないだろうか。 気が付くとラミネート型のLiPoセルやリチウムイオン(LIB)が幾つか転がっている。 個人的には2010年あたりに買ったものが多い。家電製品は回収してもらえるけど、こうした単独セルは廃棄法が統一されていない。  Li-ion/LiPo系の充電池は、過充電やセル破損、短絡により急激な反応が起こると膨張、発煙が起こり、最悪発火するリスクが存在する。 最近は輸送にも制限がついたりしてきて、なかなか扱いに困ることが多くなってきた。こうしたラミネート式のセルなどは外力で簡単に変形、破損するので、特にデリケートだ。  面倒でも保管を管理し、異常事態になったら投入できる金属缶を用意しておくと、万が一の事態にも対処できて良いと思う。   手持ちの電池では取り扱いに気をつけていたが、外装が破損したものがあって、気が付くとパックが膨らんでしまった。  まだ電圧は残っていて、そのまま廃棄に進むと発煙してしまうかもしれない。完全に放電させる方法を調べると、ラジコンの世界では危険なバッテリを塩水に漬けて完全放電させるらしいが、緊急避難的な扱いで、あまりいい方法ではなさそう。  ある程度放電しきった状態の小容量なセルではリスクは低いけれど、原理上ガスも出るので、換気され、耐火性を備えた環境で作業する必要がある。結局ある程度電子負荷で放電し続けたあと、W数の大き目な抵抗をブリーダ抵抗として繋いで放置するのが良いのだろうか…。 先ほどのバッテリは、もともとSpinnerの制御系電源に使っていたが、モーター駆動としては放電レートが向いていなかった。500mA程度が精一杯で、それ以上流そうとすれば電圧降下が大きすぎる。 そのためモーター系はエネループで駆動させていた。  個人的にはエネループでほとんどの用途が間に合っている。 直並列を加減して必要な電圧/容量のバッテリを組めるのは便利だ。  安全性をとるなら、有名どころのモバイルバッテリを使うなど、充放電管理のコントローラ搭載で、廃棄までの道が組まれている製品を使うと良いだろう。    短期の使用で本気を出すなら、割とチート性能なリチウム乾電池を使うことにしている。 一時電池だが軽量で大容量。動作温