遮光した気圧センサ、白いキャップをつけたのが照度センサ |
センサの屋外対策
SCP1000
SCP1000
・遮光(光で値がずれる問題の回避)
これはアルミ箔で代用している。空気穴を忘れずに。 本当はガスケットがあるらしい。
SCP1000自体は最近秋月以外では売っておらず、ハンダ付けしにくいので、基板設計するときはBMP085を採用したい。
照度センサ
・部品交換と実装
照度センサは当初使おうとしたものが高感度だったため、数千ルクスで飽和してしまった。
フォトトランジスタの電流を電圧変換している。 AVRのA/Dコンバーターを1.1Vリファレンス電圧で読み取るため、最大電圧を1Vに制限するための
分圧抵抗を後ろにつけた。
今回はフォトトランジスタNJL7502Lを代わりに搭載した。
今度はLEDライトの直下数万ルクスでも値が飽和しなくなった。減光させるためにLED光拡散キャップを取り付けている。
その後直射日光下で校正係数をかけてルクス値になるか試してみた。手持ちの照度計はデジタルマルチメーターMS8209の照度計機能を使っている。
回路
回路図 |
測定結果
こちらは温度。 直射日光でアクリルケース内が温室状態になり、さらに基板自体も直射日光から熱をうけてとっていた。照度変化で雲がかかったのと同期して温度も下がっているので、太陽光から受け取るエネルギーの対策が必要そうだなあ。
気圧はそれほど影響をうけてなさそうだ。
縦がルクス、横は時間。お昼に2時間ほど外へ出してみた。 正午過ぎると太陽が当たらなくなる北側なので、途中から2~1万ルクスとなり、日陰の明るさの目安とだいたい合致する。
途中大きく減光しているのは、雲がかかっていたためだ。
10ビットA/Dのため、分解能は200ルクス程度となる。減光フィルターもつけたため、低照度の1000ルクス以下はあまり参考にならない。 OPアンプ回路にして、レンジ切り替えを実装すれば改善できそう。
快晴の青空で12万ルクスと出た。換算が怪しいので、もっとちゃんとした校正をしてみないといけない。 とにかく必要なレンジは手に入れたのでよしとする。
気圧はそれほど影響をうけてなさそうだ。
これでだいたいの機能実装ができてきた。
電源周りの回路は、SPICEシミュレーションで決定中。