前の記事からだいぶ時間が経ってしまった。
時間は常にDIYに味方する。画面の検討を再開すると、WAVESHAREからいくつか新しいディスプレイが登場していた。
https://www.waveshare.com/product/5.5inch-hdmi-amoled.htm
この5.5inch AMOLEDディスプレイをAliexpress経由で購入してみたので、筐体の設計のために仕様を確認してみる。
新型は従来と比べ、タッチスクリーンが静電容量式になり、USB接続になって汎用的な利用が可能になっていた。
従来と比べて操作性や画面品質は圧倒的に良くなっている。
付属品はRaspberryPi固定用のスペーサ、Raspi用HDMI,USB端子、そして短いHDMIケーブルとmicroUSBケーブル。
汎用的なマシンにつなぐ場合でも困ることはなさそうだ。
有機ELパネルなので、画面焼けを防ぐためにスクリーンセーバー設定やディスプレイ点灯時間の制限などを忘れないようにしよう。
Raspberry pi3を搭載する
このモニタはmodel Bの基板に合わせてHDMIコネクタやUSBコネクタのアダプタが用意されている。以前のモデルと違って裏返に固定するのでGPIOは丸ごとアクセス可能だ。
注意点としては、拡張基板を固定しようとして、なべ小ねじの代わりにスペーサを立てようとすると、真下のスペーサ高が4mmしかない関係でネジ穴が浅いこと。
ディスプレイは解像度を変更すると画面表示できないケースが多いので、FullHD固定のまま、RaspiConfig でピクセルダブリングを選択することで解決した。 (メニューサイズはMiddle)
実質960x540になってしまうけど、それほど不便ではない。
スクリーンキーボードを導入してみる。 Onboardというアプリをインストールして常駐させるとほぼスマートフォンと同じ文字入力環境が実現できる。
静電量量タッチパネルであれば文字入力もそれほどストレスが無い。プロジェクトを寝かせていた2年の間に、UMPCを消滅させたUIが部品としてDIY世界に降りてきていた。
ディスプレイの高機能化は好都合でもある、ポインティングデバイスを省略出来るのはキーボードの単純化につながって良いことだ。
電力
となった。 vcgencmdでCPU温度を見るとスロットリングが発生していそうなので、冷却ファンを追加してみたが、電力消費に大きな差はなかった。
スマートフォンのOSと比べると、Octaneのパフォーマンス差は結構大きいけれど、初期の2コアATOMを搭載したネットブックと比べたら似たようなスコアにはなっている。
公称10000mAh(36Wh)のモバイルバッテリなら、アイドル時でフル稼働で7~8時間動かせそうだ。