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6月, 2016の投稿を表示しています

コードレスはんだこて FX-901

電源の取れない場所で使えるように、電池式のコードレスはんだこてを導入してみた。 FX-901  https://www.hakko.com/japan/products/hakko_fx901.html 少し前だと、ガス式ぐらいしか無くて、それはちょっと取り扱いが難しいので躊躇していた。 セラミックヒーター式で、単3x4本で動くのでお手軽だ。  新品のエネループを使用して、基板のハンダ付けをしてみた。 30分ほどの作業だったが、重たいのは別として、あまり電池式ということを意識することはなかった。 コードレスということで、ケーブルを意識しないで済むのは新鮮かもしれない。  ニッケル水素充電池だと、電圧が低いのでアルカリ電池よりもW数が下がるらしい。 最大温度がだいぶ変わるようだけど、基板の端子程度であれば、GNDパターンでも半田が溶けないということはなかった。 公式のPDFでは、もっと熱容量の大きな配電盤などの端子での比較が載せられている。 (特徴データというPDFを参照) なお、ニッケル水素のほうが放電カーブが緩やかで、長時間作業できるようだ。 増殖している・・・ とつぜん砂漠の真ん中でハンダ付けする必要が生じる場合は、予備の電池とともに携行しておくと心強いかもしれない。

RetroBSDを試す

RetroBSDというプロジェクトがある。   http://retrobsd.org/wiki/doku.php 2.11BSDの組み込みマイコン向けの移植版で、MMUをもたないマイコンで動作させることが可能だ。 現在のところ、PIC32MXをサポートしている。 環境構築については、Ubuntu上でプロジェクトファイルをビルドすることができる。 カーネルはPIC32MXに焼くHEXファイルとなる。 ボードが幾つか登録されていて、使うボードに応じて基本的なコンフィグを設定する。 あと、SDカード用のイメージがある。 SDカードにはファイルシステムが入る。 自作ボードではLEDやSDカードのピン配置が異なるので、記法に従って、MAX32のカーネルコンフィグを修正してビルドしてみた。 カーネルは、ボードのブートローダーを利用して焼くことができる。 Windows上だと、コマンドラインから付属するpic32progで書き込むことになる。 オプションによってはブートローダーを経由せず、PICKIT2などを使って直接焼くことも可能だった。 ログイン画面 電源投入から数秒間待つと、ブートメッセージのあとで、おなじみのログイン画面が出て来る。 UNIXなので、Cコンパイラまで搭載している。 実際にDhrystoneのベンチマークもサンプルに入っていて、ビルドして実行することができた。 80MHzで Dhrystoneをビルドして実行した結果 binの中身 TCP/IPまわりは有効化してないので動作しないものもある デバイスドライバを掘り下げるのは又の機会ということで、カーネルの設定で遊んでみた。 デフォルトではPIC32MXの最大周波数の80MHzで動作する。 30MHzに下げたカーネルをビルドして動作させると、処理中に50mA アイドル時24mAという消費電流になった。  最大周波数と比べればもちろん動作はもっさりしてくるけど、UNIX機としては160mW程度と、かなり省電力だ。 最近では、LiteBSDというプロジェクトも出てきた。 MMUを搭載するPIC32MZ上で、4.4BSDを実行する。  32MZはエラッタにビビってまだ使えてないけれど、時間があったら動かしてみたい。

PCの更新(2016)

数年ぶりにメモリ増設とグラフィックカードの更新を行った。 CPU: Corei5-3470 3.2GHz RAM: DDR3 8GB → 16GB SSD: 240GB HDD: 1TB GPU: GT640 → GTX960 4GB PSU: Antek EA-380D-Green (380W) 世代的にはIvy止まりで、バスがやや古くなってしまったがまだまだ快適。 3DCAD絡みで時々メモリが足りなくなるので、グラフィックとともに増設した。 ケースはCore2時代から使っているPowerMac(ポリタンク)筐体 下が GTX960 4GB グラフィックカードと電源容量  もともとmini-ITXで自作していたこともあり、その流れでACアダプタ電源で駆動できるTDPに押さえてきたので、EA-380Dに電源を変更してもそのままにしてきた。 GTX960は中古品で安価になっていたものを入手。 ただし、TDPは最大120Wで、6ピンの補助電源コネクタが必要なクラスとなる。 最低400Wの電源が推奨されている。 以前から使っているEA-380D Greenは80Plus電源だ。 一応、6ピン端子も付いている。 仕様によれば、12Vがデュアルレーンで合計380Wとなっている。アンペア的には、片方のレーンだけでも足りている。 更に、 eXtreme Power Supply Calculatorでシステム全体を見積もると、合計で290W程度となった。 ギリギリ動きそうなので、思い切って導入してみた。 一応、3DMarkを回しても電源が落ちたりはしていない。  昔のミドルクラスでは厳しかったかもしれない。  実際のところ、コスパとインターフェースの将来性で選んだものの、フル稼働させることはあまりなく、普段は1割程度の電力で動いている。セミファンレス機能があり、普段はファンが停止状態になっていることのほうが多い。  性能を実感できるのは、KSPでScattererというシェーダーMODを入れて、大気や海洋のグラフィックを最高画質で動かしているときだろうか・・・。