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3月, 2017の投稿を表示しています

新PIC32(2017)

PIC32MZを久しぶりに触っている。 2015年にFPUが追加された第二世代のEFシリーズが登場した。(初期に登場したECシリーズはエラッタのせいか、ひっそりとNRNDとなっていた) 2014年に買った100pのプラグイン基板(PIM)をEFのチップに換装し、Chipkit CoreをインストールしたArduino環境上で試してみた。  32MZ EFが積まれたボードは、DigilentからChipkit Wi-FIREとして販売されている。 http://store.digilentinc.com/chipkit-wi-fire-wifi-enabled-mz-microcontroller-board/  32MXを置き換えるという観点で見ると、 ・下位構成ではROM512k/RAM128kも選択できて、チップ単体で1000円前後から入手可能になっている。 ・最大で144ピンのパッケージが選択できる。 ・12bit 18MSPSのADCを内蔵 ・倍精度にも対応したFPU ・ピンアサインは互換性なし DSPの仕様的には、ARMのCortex-M7クラスの仕様になる。小ロット入手だと単価は32MXとほとんど変わらない。  手軽さだけなら最近はRaspiに流れてしまうんだろうけれど、カスタムボードでも、HALとAPIの選択肢が増えてきたのもあって、いろいろな情報が得られるのでとっつきやすくなった。  多ピンをコンフィグする場合、予めMPLAB Harmony Configurator上でバスの機能ピンの割り当てを検討できるようになり、PPSピンの機能マトリクスを並べてにらめっこしていた頃と比べるとだいぶ検討が楽になった。 最大のパッケージで、UARTx6, I2Cx2, SPIx2 OC(PWM)x6,CAN, ADC (の一部) , 16bitパラレルx1を引き出してみた。 PIC32MXのほうは、従来のPPS対応の1XX, 2XXシリーズのラインナップが再び拡張され、64/100ピンファミリーが追加されていた。 最大でRAM64k、ROM512kで、第一世代とピン互換がある。シリアルバスなどのペリフェラルも増やされていて、PPS化で実質使えるバス数が増えている。クロック勝負でなければ、やや省電力になり、

Olympus TG-4

オリンパスの防水コンデジ TG-4。 だんだんと入手しにくくなってきつつある。特価で入手。(3ヶ月後に後継機TG-5が登場した) 単体で海中撮影できるし、Exifには撮影方位、緯度経度、気圧(水深)が記録されるので、旅カメラとしては最強クラス。 画像をスマートフォンにダウンロードするだけなら、内蔵Wifiで転送が可能。 別売りのLEDライトガイドを装着したもの 特にマクロ機能が飛びぬけている。顕微鏡モードでも望遠端1cmで、直尺を接写してみたものが以下の写真となる。 被写界深度合成機能もあり、カメラ上での合成と、焦点を変えながら静止画を連続撮影するオプションが選べる。もっぱら基板上の実装確認に使う予定なので、この機能にはやや期待している…。 (アウトドア用なのに申し訳ない気分に) 古いCMOSセンサを被写体にして確認してみた。 被写界深度合成なし(1枚目) 被写界深度合成あり。ダイの奥までシャープになった もともと初めに買ったのがGX-200なので、鞄に入らないカメラはちょっと抵抗がある。Pentax Qでレンズをそろえるかどうか迷って、望遠レンズとマクロレンズの代わりに、中古だけどSP-100EEとTG-4をそろえた。 市場の縮小を受けてか、コンパクトな筐体に向いた1/2.3型素子採用のカメラが最近あまり発表されなくなっているのが寂しい。画質や暗部性能では太刀打ちできないものなぁ… <作例> AirSPY チューナー部 植物だと、拡大撮影時の倍率を一発で理解してもらえる被写体というのがなかなかないことに気付く。 1週間後の撮影 4kテレビの画面を光学望遠端で。(顕微鏡モード)RGBW配列が確認できる