2013/09/19

SDR touchとNexus7(2012モデル)

 新型が出たこともあり、中古品の旧Nexus7が大量に出回っている。 ということで店頭のセール価格で購入。 身近なタブレットというと、家族が持つiPad(初代)だった。 HT-03Aの時代と比べると全然違うなあ…
 旧とついてしまったとはいえ、HD解像度が必要でなければ、液晶も(低価格帯の他のタブレットと比べてコントラストが高く綺麗だ。 なによりリファレンス機という安心感があるし、実際安い。 

さて、AndroidでもRTL-SDRを使うことができる。

 ソフトウェアはSDR touch、デモ版と有償の解除キーがGooglePlayで公開されている。

まず、デモ版と、RTL-SDRのドライバをダウンロードして動作することを確認した。
なお、旧Nexus7は既に最新のAndroid4.3にアップデートされている。

(追記: 4.4でも動作確認済み)

 以前はRootが必要だったりしたみたいだが、今回はmicroUSBのHostケーブルで接続するだけで動作した。 
 Xperia Rayを買ったときも試したけれど、OSがICS(4.1)なのでどうしてもドライバ周りの相性が出て動作しなかった。

 解除キーを購入すると、スペクトラム表示とウォーターフォール表示、周波数プリセットができるようになる。 ポータブルのスペアナといった感じだ。 バッテリーの持ちや感度はこれから調べることにする。 (ホストケーブルはもうすこし長いほうが良かった)  

アップデートされて、録音ができるようになった。





2013/09/08

カメラモジュールと画角

OV7670で遊んでいるけど、手に入るモジュールはどれも望遠気味。
 これは、OV7670の素子面積が小さいためだ。 なので12mm径のレンズマウントに対応した焦点距離1.8mmの超広角レンズ(自動車のリアカメラ用)をつけても、画像が歪みまくる割には広角にならない。

手元のレンズ付きモジュール(トラ技頒布カメラA)と、aitendoで入手したレンズ一体型を比べてみた。 

OV7670と手配線FIFO基板、ATmega644P




画角テスト

 画像1 頒布カメラA(付属レンズ)

 画像2 レンズ一体型

VGA RAW解像度で撮ってPCで表示したもの。
比べると、レンズ一体型のほうが広め。 手持ちの画角がわかるGX200で検証したところ、

レンズ一体型 約50mm
頒布カメラA 約72mm

頒布カメラはかなり望遠気味なようだ。 ここでは載せていないけど、FIFO付きのモジュールはさらに望遠だという噂。

参考 GX200 画角50mm VGAで撮影。


参考2 OV7725 (レンズ一体型) レジスタ設定がまだ途中なので露出がうまくいってない。
画角は35mm程だった。

モジュールいろいろ
 
12mmレンズマウント 頒布カメラA (左は頑張ってフード削った)

 レンズ一体型タイプ

レンズ一体型の準備

レンズ一体型はFFCをコネクタに取り付けて、線を引き出す。 24ピンの変換基板を使う。

ピンアサインは、販売元の表どおりだったが、端子部を観察してみると、今回買ったモジュールは、10bit出力用の端子が削られている。

ちなみに、同じHDFという刻印のあるOV7725もピンアサ共通だった。

物によっては、来てるモジュールもある。今回のは変換基板でみたらAGNDとDGNDが導通しているタイプだったけど、ものによってはヒントがなく、泣く泣くチップを剥がしてピンアサを確認することになったり…。

はじめはFFCの端子配列の規則性がよくわからなかったが、2列にしてみると結構わかりやすくまとまっている。

FIFO/マイコン基板用に配線をする。 電源ラインの処理とリセット端子やプルアップ抵抗もつけて、トラ技カメラAにだいたい準拠させる。 

これでコンパチに。


OV7670で経験を積んだら、素子面積が大きいOV7725に移行しようとおもっている。

OV7670だと、aliexpressでもたくさん販売されていて、場合によっては日本で輸入してる店より安いけれど、よく見ると古いリビジョンだったり、ピンアサと掲載画像が適当なことが多いので、日本の店で買ったほうが間違いが少ない。 
 以下は、レンズ一体型モジュール用の変換基板を設計して実装したもの。 ピンアサが共通だったOV7670とOV7725に対応した。 頒布カメラA相当の回路と、オシレータを搭載して、FFCケーブルで延長できる。
 

2013/09/05

Spinner Oneの改修


 2010年に制作して以来、ゴタゴタしてあまり触っていなかったSpinner Oneを最近整備している。 ローバー関係は、輸送用BOXにそのまま保管していた。

 今回は本体の補修。破損箇所を作りなおした。

 過去の走行中に腕となるサーボモーターと、スタビライザーを固定している円形のアクリル板が局所的に割れてしまった。あきらかに素材選定ミスだったので、アルミ板で作りなおす。

趣味的には初めてCADで設計して加工したシャーシなので、色々と思い入れがある。


アルミ円盤の配線用穴あけが終われば、フレームとしては整備完了となる。 大きめの穴の加工については、春に鉄工用のステップドリル刃を買ったので、固定に気をつければ穴あけがとても楽になった。 そのうち卓上ボール盤とクロステーブルを買って、精密加工したい。