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1月, 2016の投稿を表示しています

ubuntuでwine1.6.2

Wineが登場してしばらく経っていたけれど、久しぶりに確認すると、今のWineではかなりのソフトウェアがそのまま動くようだ。 物は試しと、いろいろと使ってみた。 上はOrbitoronが普通に動いているところ。 Ubuntuノートをサブノートとして携行できるように、いろいろ試してみる。 Wineのバージョンは1.6.2 (apt-get で導入) Teraterm Ubuntuで入手できるシリアルターミナルでも問題は無いけれど、動くというので導入してみた。 USBシリアルに接続する場合は、 /dosdevices/配下に com1というシンボリックリンクを作成するようだ。 cd .wine/dosdevices ln -s dev/ttyUSB0 com1 USBシリアルはudevルールに登録して、あらかじめ権限を得ておく必要がある。 そのあたりがなかなか慣れない・・・。 一度登録がうまくいけば、あとはあっさりと動作した。 LTSPICE系も普通に使える。  Notepad++でのテキスト編集も問題なかった。 実行もアイコンをクリックするだけだし、ほとんどストレスなく使えるのでびっくりした。 デスクトップにWindowsアプリが増えてくると、これはUbuntuなんだろうか・・・とだんだん不安になってくる。 フォントの問題などは、調整が必要な場合もあった。 少なくとも、Windows機をサブノートにしなきゃいけない理由は減ってきた。 いいことだなぁ。

Chromebook C720/2をUbuntuマシンにする

たまたま、Chromebook C720/2 の中古を見つけて安く手に入ったので、Ubuntu専用機として環境整備をしてみた。 C720/2のスペックは、 Celeron 2955U(Haswell世代) 4GB RAM 16GB SSD(M.2) USBポートが左右に一つずつ、オーディオジャックとSDカードスロットがあるだけの割りきった設計。  2~3万円でWindowsタブレットやWindows10の激安ノートが新品で手に入る時代だけれど、 ハードウェアに32bitOS縛りが無いものはその2倍程度になってしまう。  ファンレスではないが、最大負荷でもほとんど音が聞こえない、静かなファンを搭載している。 価格なりの点としては、液晶がTNなのと、キーボードの日本語配列は英字配列の枠をそのまま使って、キーを分割して詰めこんであるあたり。 やや慣れが必要だ。 ChromeOSそのものはブラウジングだけでいろいろ完結するので、ストレスなく利用できる。 スワイプ動作が秀逸。   貧者のMacbookAirと呼ばれるけれど、北米では教育機関への導入でAppleのシェアを奪っているという記事もあった。 Linux機としての利用 ChromeOSそのものはlinuxカーネルで動いていて、Ubuntu等を利用する場合は3通りの方法が存在する。 ハードル(ChromeOS、ハードウェアへの影響度)の低い順だと、 1: croutonで、ChromeOSのカーネルを利用して、Ubuntu環境を追加で導入する。(開発者モード) 2: Chrxの導入で、予備のパーティションを利用してChromeOSとのデュアルブート環境を構築する。  (開発者モード、レガシーブートの有効化) 3: Ubuntuをクリーンインストールする。 (開発者モード、レガシーブートの有効化、USBブートの有効化)  一通りの導入を試してみた結果、自分の場合はクリーンインストールが最もストレスが少なかった。 もしSSDが16GBのままなら、デュアルブート環境では残り容量の点でかなり厳しいという弱点もある。 ChromeOS自体は、BIOS設定で失敗して文鎮化しなければ、リカバリメディアを作成していつでも復旧できる。 1はChromeOS

Arduino互換機で円周率を求める

年末に書いていたつもりが、もう2016年ですね。 32ビットのArduino互換機を比較してみる目的で、円周率を計算させ、実行速度を出してみた。 「C言語によるアルゴリズム辞典」 に載っていた多倍長演算による円周率の計算(Machinの公式)を使って、1000桁ほどを実行するのにかかる時間を調べる。 手元の32ビットな互換機は、 ・ChipKit MAX32 (PIC32MX795F512L MIPS32 M4k ) ・Arduino DUE ( SAM3X8E ARM Cortex-M3 ) ・MSP432launchPad (MSP432 ARM Cortex-M4F ) ・Teency LC (MKL26Z64VFT4 ARM Cortex-M0+) 2017_Feb 追加 それぞれ開発環境はArduino, MPIDE(Chipkit Core), Energia 参考枠として、8ビットのATmega328Pにも頑張ってもらった。 結果 処理時間/ (MCU名、@動作周波数)/ 処理時間x動作周波数 / ( ATmega328Pのスコアを1とした時の倍率) 732ms    ( PIC32MX795F512L @15MHz )  10980 (29.8) 364ms    ( PIC32MX795F512L @30MHz )  10920 (30.0) 136ms    ( PIC32MX795F512L @80MHz )  10880 (30.1) 139ms    ( SAM3X8E @84MHz )               11676 (28.1) 222ms    ( MSP432 @48MHz )                 10656 (30.8) 2149ms  ( MKL64Z @48MHz )                103152 (3.2) 20512ms ( ATmega328P @16MHz )         328192 (1) 周波数の差を補正したスコアでは、32ビットMCUを比較すると、大体似たような結果になった。 ATmega328Pの場合、8ビット長、かつ除算器が無いことが結果に表れた。 Cortex-M0/M0+も同様に除算器が無く、32ビットMC