2010/01/30

Android端末を使って半年

 既存のi-mode端末とiモードを解約し、HT-03Aを契約してからすでに半年が過ぎた。結論としては、申し分なく使えている。 私はたぶん諸々の問題点を問題と思わない層らしい。

 HT-03Aは、それまでドコモが送り出してきた端末の中では機能面での呪縛が殆どないというのが魅力であった。

  発表当初さんざん叩かれたHT-03Aの機能。iPod touch持ちとして、比べたら画面が小さくてソフトキーボードの操作が難しいのもわかるし、UIの完成度が高くないと言うのも理解している。 Android1.6を入れるまでは、無線LANが不安定で、ソフト更新が3G経由になってしまい月々のパケット代が利用額上限に張り付いて青くなったが、今はそういった致命的なことは殆どない。 UIの完成度とタッチスクリーンの操作感は敵わないが、それ以外のスペックは似たり寄ったりだ。

 iモードから開放されて、Gメールアカウントに一括した。 もう連絡は端末に依存しない。 ちなみに外では同期による通信を抑えるため、GMailアプリではなく普通のメーラーで使っている。スマートフォンを持っているがやっていることは基本的に昔から変わらない。Touchで音楽を聞いてるし、部屋に要るときは無線LAN配下であって通信料は発生しない。 となると音声端末を一台持つという意味でしか無い。というか音声端末としてほしいけど、余計な縛りサービスいらないよね、ということで買った面が大きい。

 Andoroidアプリは、iPhoneのアプリとは概念が違う。 どちらかと言えばWindowsCEにアプリをインストールするのに近い。そう考えると現行のAndroidマーケットのカオスぶりを説明できると思う。 ハードウェア制御に関してだいぶ開発が進んできたので、Bluetoothシリアル通信が使えればロボットの制御につかえるはず。 個人的にはGPSデータを取得して、BT経由でPCに渡すソフトなら作れそうと思ってAndroid開発の本を読んでいるけれど・・・。

  スマートらしいといえば、最近電車が止まって線路を渡れない状態だったとき、Twitterで事故情報を検索して迂回できたのですこし便利さを再認識した。 草の根情報ネットワークの便利な使い方である。 これは普通の携帯でも出来る気がするけれど。

 画面の小ささと入力については、昔懐かしい2タッチ入力のIMEを見つけてストレスが減った。 ハードウェアキー端末ですら無くなって久しいこの機能を使えるのはとても嬉しい。 今なら2タッチ入力していたころのハードウェアキー端末並に文章を打てる。

 冬になって気づいたが、いくつかのハードウェアキーとトラックボールのおかげで、手袋していても操作はできる。

 バッテリの持ちはあまりよくないけれど、端子が普通のmini-B USBだから、ケーブル一本でPCさえあれば充電できる。 バッテリが原因で困ったことはあまりない。

 Androidが普及すれば、日本の携帯端末をとりまくエコシステムも変わるはず。
(蛇足: HTCは日本市場にはMagicじゃなくてHeroを投入して欲しかった)

2010/01/24

じゃがいもは小惑星になりうるのか ~quite the potato~

 小惑星はよく、「じゃがいもみたい」と称される。

 逆もまた真なり。 我々は慣れ親しんだ価値観にもとづいて比喩を創りだすが、小惑星の住人は考えを異とするかもしれない。


冗談はさておいて、小惑星の描写にじゃがいもは使えるのか実験してみた。

用意するもの
・quite the potato  おあつらえ向き(なじゃがいも)
・camera
・Photoshop
・SAI

結果


十分、らしいですね^^ 適当につくったけれども・・・

 反省
・メークインはバラ売りしてなかった。
・モノクロにしただけで使えるんじゃないか疑惑

 これで小惑星帯を調査する宇宙船の背景ができました。



 ・・・小惑星15764128番を調査する有人探査船。 長い旅路を寝て過ごしてきた航宙士は今、水栽培でどっさり育ったジャガイモを食べるという試練に直面していた。 彼はこの先1週間の献立を想像したくなかった。・・・(フィクション)

2010/01/23

Arduino GPS rogger (hardwere)

とても単純なGPS受信機を組み立てた. 




 はじめは小型液晶モジュールをつないで遊んでいたつもりが,気がついたらガラクタ箱から出てきた秋月のGPSモジュール(古いやつ)と,EEPROM(24LC1025)ふたつと,ボタンがふたつ付いていた.
シールドは秋月で売っている名刺大のスルーホール基板と,ピンヘッダで作ったしろもの.
Arduino以外は全部秋月ですね・・・. 
といってもまだプログラム組んでいない.

GPSだから結構外にも出すので,相当昔に買ってあったコの字型アクリル台(100円)にネジ止めしてみた. 

 おおよその仕様

  Arduino 3.3V使用改造品
  超小型LCDキャラクタディスプレイモジュール (バックライト緑色版)
  GPS GPSレシーバモジュールキット 今ならもっと小さいユニットがありますね.
  GPSのバックアップコイン電池
  EEPROM 24LC1025  128KBが2つ.
  両面スルホール・ガラス・ユニバーサル基板 Cタイプ 2.54mmピッチ

 電池はeneroopを4つ直列で,Arduinoは3.3V駆動.
LCDは電池電圧駆動で,バックライトは空いてるピンに落として点灯制御させることが可能. 
GPSは3.3Vなのでそのままつなげられる. ただしシリアルはプログラムの書き込みと干渉するためピンヘッダで脱着可能.
EEPROMは2つ接続してあるので.簡単なログなら取れそう.
ボタンが2つあり,好きに設定できる.

という感じ. 




Before                           After

どうしてこうなった・・・

さて・・・まずはGPSの文字列処理から始めよう... あとはGPS時計が面白そうですね.
ArduinoとイーサネットシールドとGPS使えば,NTPサーバーができるのだろうか.

2010/01/20

NAS自作その4


現状のNAS開発機
 HDDは結局1基にした。  HDD固定ステーはぎりぎりまで下げてネジ止めしているだけで、切断等はしていない。



 HDDをくれた人物の予言通り、もう1基は回転数7200rpmでとてもうるさい。
そういえばスペックを忘れてた。

 M/B D945GCLF2 (Atom330)

 Mem 2GB DDR2
 HDD 500GB 三星
 PSU Pico-PSU90W


  FreeNASは原因不明のネットワーク認識されない問題が治らなかったのでお預け。
 M/Bとの相性なのか、起動にやたら時間がかかっていたし。
 Ubuntu9.10の通常版を導入し、普通にファイル共有させたら一発で終わった。
いままでの苦労はなんだったんだろう・・・。
母艦のHDD残量がのこり数ギガバイトで綱渡りしていたため、 貯めていただけのデータを移し終えてほっと一息。

 転送速度は、だいたい20~30MB/sec出ている。   D945GCLF2も母艦もGbEだが、GbEスイッチングハブがないので、
両者をクロスケーブルで結び、母艦にはUSB無線LANアダプタを差し、NAS側を母艦経由のICS接続でネットワークにつないでいる。
 なんとも奇妙な環境だが、結構うまく機能している。


キーボード設計



シート状キーボードの設計。
鱗みたいな感じで、上のキーが段々に重なっている。
下には基板に取り付けられたプッシュスイッチがある。

だんだん携帯電話の自作になってきている・・・ような

自作PDAの構想(案)

 MCUの選定

 入手が容易なものから検討。

・H8/3069か52 DRAMつきで。
・SH2?

 SH2ならH8よりも高い性能が見込めるが、消費電力が問題となる。
バッテリ駆動の機器にはキツいらしい。 それに、そこまで性能を求めるべきかどうか。

 H8/3069はDRAMアクセス時の消費電力が25~30mA程度。
(H8を二つ搭載&DRAMのボードでも50mA)

 使えるI/Oは少なくなるがH8/3069が適当だろう。 経験あるし。
モジュールごとにシリアル通信しているため、なんとかなってしまう。


 描いてみた図。

 画面とキーボードは分離式。
 これは自律動作時の軽量化のため。


光センサは周囲環境の検知
本体内蔵でもいい。

在庫センサを総動員して、
加速度、
磁気センサ
温度センサ
このあたりを搭載すれば、コントローラーらしくなる。









            端末をPDAたらしめる操作部は? (PDAの概念がゲシュタルト崩壊してきている)
           操作部分にAVRマイコン等を置いて、処理をまかせるべきかな。

追記: 後でこの文章を見返すと、ARMにしろ・・・という声がささやいてくるのであった。
結局フロントエンドはXBee経由のPCになりました。 めでたしめでたし。

2010/01/15

宇宙船1




H2Bクラスのロケットで、4回程の打上げでの完成を目論む深宇宙探査船。
あるいは惑星間中継衛星。
パラボラ部を中心に自転し、居住部に擬似重力を発生。
小惑星帯の探査、長距離ミッションに用いられたり、各地の前哨基地として機能。
3つのトラスで結ばれた、サービスモジュール、居住区、推進系。 重心が違っても自転できるように、、トラスの角度を調節可能。


昔のボイジャーみたいな、宇宙船の想像図です。現代技術でできるはずの形状を目指しているのですが・・・

化学推進や電気推進であるうちは、宇宙船も空き缶を連ねたようなデザインのままだろうな・・・
現在のところ、物理的制約が大きく、どれも似たようなデザインに収束してしまう。


 太陽電池がおおっぴらに見えないのは、核動力を採用して、燃料を加熱噴射する熱源として、船内を温め、呼気と水資源、食料を循環させるリサイクルシステムの熱源として使用しているからということにして。 大きなパラボラは、地球との絆。やはり地球の庇護を離れられないことを暗示している。船内は基本的に退屈だろうな。 何ヶ月もかけて往復したりするあいだは・・・。



 と言う感じで作った絵。GoogleSketchUpの練習を兼ねて。  宇宙機/船は基本的に単純な図形の集合体だから、直感的なGSUだととてもらくちん。



 純粋にA.C.クラークの小説から入って、軌道エレベーターや宇宙船の描写(といっても文章です)を詰め込んで青春を過ごしてきたという体験があり、
 その後、アニメ文化における宇宙船デザインを浴びるように吸収したせいで、ファンタジー軌道力学、(主にスターウォーズ力学)につい突っ込みたくなってしまう。
 A.C.クラーク曰く、結局最後に笑うのはファンタジイ力学です。慣性駆動を実現した世界の宇宙船はたしかにカッコいいのだから。




2010/01/13

NAS自作その2 PicoPSU導入

やっぱり運用マシンはACアダプタ駆動で行きたい。 ということで導入した電源はPicoPSU 輸入している人から入手。
PicoPSU 90W版 小さい… Atom機にぴったりの電源部です。

最近出た第二世代Atomは、熱すぎてファンが付いており、CPUと勘違いされるGMA950チップが無い分、ファンレスで消費電力も少なくなるなど良いことづくめで羨ましいなあ。

さてOS…何にしたものか・・・。

全方位カメラの使用感

ソニーのポケット動画カメラBloggieが CESで展示されたようです。

 見た目が昔の10年前の携帯端末付属カメラみたいだけど、 おもしろいのは、全方位撮影用の小型ミラーがつけられること。



 私が作ったやつより使いやすそうだ・・・ Bloggie使って、ラジコンやロボットにくくりつけて全周カメラとか、空撮で使うとおもしろいかも。

でも全方位カメラを手持ち撮影したことがあればわかるけれど(するか!)撮る自分も映ってしまう。 映らないためには頭の上まで持ち上げて撮るしか無く、確実に変態だ。

 良いなと思ったのは、ソフトで編集時に90度の視界だけ切り出す機能をつけていること。 これなら、カメラを前に持っていても、自分は映らない。 自分自身を写したくない人にはこれがないと売れない。
 レンズという概念がなくなってしまう全方位撮影。 どんな場
面で活かせるか、使い方についてはいろいろ実験の余地があるところ。

 自作全方位カメラ 説明はここ

  一例。 MTM04会場の真ん中にて。 ミラーのせいで暗いところは苦手。

  たとえばスクラム集合撮影。 真ん中にカメラを設置するか掲げて、人を360度に集めて撮る。
 実験で中華料理屋の回転テーブルの真ん中に置いて撮った写真が傑作ですが見せられないですね・・・。
  あとはストリートビュー。 そもそもGX200で全方位アダプタ作ったのも、自作ストリートビュー車動画に影響を受けたためです。

 撮れる映像は面白いけど、使い勝手に癖のある全方位カメラ。 普及するのかな・・・。

2010/01/10

ATH-WS70

ヘッドホンを初めて購入した。
オーディオテクニカのATH-WS70。
店頭でShureのヘッドホンを見に行ったときに、見ていて気になったので、あとで調べて買ってしまった。
(※Shureのヘッドホンは私には大きすぎた・・・)

<デザイン>
アルミ製ハウジングの同心円加工がとてもかっこいい。 試聴はしていないため、低音の強調とはいかほどか未知の要素だったが、同心円の反射を見て、どうもそれだけで購入したような気がする・・・。 後悔はしていない。

昔ヘッドホンアンプを作ったけれど、インピーダンス低いインナーイヤーしか持ってなかったのに気付かなかった。
/(^o^)\ これで検証できる・・・とおもったらアンプが発振\(^o^)/


<装着感>
耳元ががっちり抑えられるから(側圧高い というらしい)、適当な箱に装着してヘッドバンドを伸ばした。矯正後の効果はわからないが、とりあえず耳の周りが痛むと言うことは無くなった。

<音(参考までに)>
とりあえずMZ-RH1(Hi-MD最後のやつ)で2日ほどエージングして聞いてみた。
Hi-MDのリニアPCM転送ソフトは、Vistaに対応してほしかった・・・。
モニターイヤフォンのMDR-EX90に比べると、とても派手に鳴ってくれる。

もっと低音強調でズンドコなるのかと思ってたけど、うるさいとは思わなかった。

スピーカー派だったけどアパートだから隣に気を使うし、冬はたまに点けるエアコンがうるさいので、これで集中して作業出来そうだ。

2010/01/06

NAS自作

~家庭菜園NAS~ もらい物の500GBを拠り所にファイルサーバーを作ってみた。

 <ハードウェア>
Atom330搭載のD945GCLF2。
これにアルミアングルでフレームを作って、上にHDDを固定用プレートに挟んで固定しただけの簡単なものを用意。 電源はPicoPSUによるACアダプタ方式にする予定

<OS> 
どうしようか迷っているので、決めない。 
Ubuntu、FreeBSDを候補に入れて 実験してみる。

そして普通のUbuntu9.10がインストールされるのであった。
それはNASと言うのか・・・。 いや(ry
N270とかだったらおとなしくFreeNASを突っ込んでいるところ。


GbEで連携したいだけなので、FreeNASでいいじゃないか…といわれたらそこまででした。

外装はG4Cubeのフレーム流用を諦めて、これをすっぽり収める方向で進めるか、また木を切って作ることにする。 いつか。

2010/01/02

2010年宇宙の旅


 昨年末にインフルエンザを発症し、失意の年越となった。
 すでに2010年ですね。初詣がわりにあかつきにメッセージを載せてもらおう。去年で締切と思いきや、まだやっていた。

 実はあかつきと一緒に打ち上げられる別の衛星プロジェクトに参加させてもらっているので、宇宙に届くメッセージがだぶってしまう事になるね。

 自分で一から組み立てた装置が宇宙にあると主張できる人間が、この世にどれだけいるだろうか・・・。

 アーサー・C・クラークの宇宙のオデッセイシリーズがまた一つ過去になろうとしている・・・。

 木星が新星にならないだけ平和ですね。