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1月, 2011の投稿を表示しています

宇宙機おえかき H-IIAマルチステージ

久々に背景が手書き。明るさと派手さ控えめの地球っぽいもの。  H-IIAのモデルを再現したのは、打ち上げ後の各段階を完全再現するためだったが、こうして並べるとプラモデルを展示したみたいな高揚感を覚える。 宇宙機ばっかり描いてたけど、ロケットもとてもかっこいいものだ。  金星艦隊組の場合、分離はお互いに結構離れたタイミングで行われている。あかつきは高度400キロくらいで秒速11.7キロというスピードの時に分離される。11.2キロが地球脱出の条件、第二宇宙速度だ。  この速度に到達した後は、既に第二段もろとも地球を脱出しているのだが、IKAROSとしんえんはこのあと、IKAROSの為に第二段が太陽を向いて5rpmの速さで自転し始めてから分離される。  主に秒速11.7キロを得ることに費やされ、あかつきの時には400キロしかなかった高度。重力圏を振り切った後は地球を遠ざかるばかり。しんえんが旅立つ時には7000キロも離れている。  猛烈な加速しているように見えるが(実際してるのだが)、地球の公転から考えるとこれは減速である。  地球の公転速度をちょっぴり相殺して、金星の軌道に接するホーマン軌道を描く楕円に移行するために、これだけの巨大なエネルギーが費やされているのであった。 (完)

ISS

 インターバルぶつ切り長時間露出という、空が明るい場所でも星が撮れて、しかも露出が飽和しない便利な方法をISS撮影してる人が実践していたので、それに習ってやってみた。 結果はご覧のとおり。 画面中央で点滅する光跡はISS。 このあとすぐHTV2の可視時間があったのだけれど、相当暗かったらしく撮れなかった。 実は撮る前にカメラがフリーズしていたのは内緒だ。 デジタルならではの素晴らしい方法。  GX200は最短でも5秒間隔でしかインターバル撮影が出来ないため、4秒露出 1秒置いてまた4秒露出 という間隔で撮影した。  その後RAW画像を現像して、21枚の画像をPhotoshop上で[比較-明]により合成、出来たのがこの写真となる。 前日にHTV2の通過を見ていたが、時折太陽の角度でフレアを起こしていたのが印象的だった。 明るい部分は太陽電池パネル、本体のMLI等色々考えられるけど、やはり肉眼でわかる変化があると、宇宙でもより身近に感じられる。 それにしても、多摩川岸の朝は本気で寒かった。

続 ポリタンクケース

 PowerMac G4 通称 " ポリタンク " ケースを 普通のPCケースに改造して はや1年。 世の中はCoreiだけど、Core2世代で特に不満はまだ無い。  以前はMini-ITXデュアルマザーとしていたけど、今は保守用に買った安いFoxconnのMicroATX(G41)に変更して、変なボトルネックを解消して使っている。 ACアダプタ電源や、主要パーツはそのままだ。 (電源容量不足みたいな事態にはなってない) USB増設用PCIブラケット。 手前は出物のGT220   G41-MX-F 2.0は4千円台で買えるマザーだけど、変な仕様は特になかった。 実に素直。ただしUSBコネクタが少々足りないので、USBピンヘッダから4ポート分増設できるPCIブラケットを付けた。 <配線処理> 新種のサーバーラック  ケーブル処理、特に電源はタップが幾つあっても足りないのが世の常。 こじんまりとした機器に必ず付いてくるACアダプタたちは平気で2ポート分占領したりする厄介者。  ということで、せっかくケースが大きいから、内部をケーブルハウジングにしてしまっている。 無線LAN、Gigabitハブ、モニタ電源、PC電源、オーディオ用12V、計5つ  Power 世代のケースはたいてい鉄製なので、 磁石付きタップとGigabitハブがいい働きをしてくれる。  タップがご覧の有様だが、これによりLANとPC関連の電源はほとんど集約出来た。 Gigabitハブ NASとの連携で活躍  G4ケースはエアフローが御世辞にも良くないので、強制排気させている。 ケースファンは8cmと12cmの2つで、8cmを上部の熱排出に、12cmをカードスロット付近の排気に当てている。  夏場でも特に問題はない。 やっぱりかっこいい " Blobject "の申し子みたいな時代のマシンだが、第二の人生はしばらく続きそうだ。

500円CMOSカメラモジュール[VC0332]を動かしてみた

 aitendoのCMOSカメラモジュール。500円   http://www.aitendo.co.jp/product/2478  USB式なのでピンアサインを確認してみた。  配線は5本。赤と黒はGND。 赤を除いた配線はUSBコネクタ(機器側)標準に準ずるようだ。 ほほう… (XP) ほほほう・・ (7) ドライバレス(UVC対応)で使えます。 安いしマイク付き。 性能的には、画素数は30万画素30fpsを確認。 Skypeに便利そう。 (200万画素はデータシート上のVC0332の対応画素の事で、製品とは関係ないようだ)

糸巻き戦車フレームワーク(のようなもの)

糸巻き戦車ローバーを作っていて気づいたのは、中のフレーム構造をそっくり流用して、モーターと取り付け部を増設するだけで、簡単に2輪ローバーが出来ること。 ということで遠回りして、CGで作ったような2輪ローバーも作れることを証明したい。 予備のポリ軟膏ビンを買った際、小さめの0.5Lのボトルをついでに買って構想してみた。 なんか小さく感じるなあ。 比較対象のせいです  NASAなどはこちらのタイプがオーソドックスなので、基本に戻ってみることになる。 猫たちがどちらに興味をもつのか…等々。   このタイプの利点は対称性、機動性の高さ。  もちろん、回転するのに腕を使わなくて済む。 (巻き戦車型自体がトリッキーな実験作だったので順序が逆ではあるのだが…)  カメラを載せて偵察するには最適な形状と思われる(以前紹介した偵察ローバーはまさにこの形) 欠点は今までの通りに作るとモーターが占める面積が多くなって機器が詰めづらいのと、重さがモーターの数だけ増加すること。 ヘビーデューティーにもこの機構で耐えられるのかが焦点。   いずれ、シリーズを通した作り方をドキュメント化してみようと思う。

ローバーのタイヤ(ポリ軟膏ビン/缶)

身の回りの材料を利用して、目的の物を作る能力。  基本的には、レゴブロックの延長線上にある「ものづくりによる自己表現」にもつながる行為だと思う。  さて、糸巻き戦車に使ってきたタイヤであるが 「車輪で覆われたロボットを作る」 ということを決めた時点で、ドラム缶みたいな筒を利用することにしていた。 ムシャクシャしてやった、シリンダーならなんでもよかった 軽量でしっかりした物が欲しかったので、東急ハンズでボトル類を漁っていて見つけたのがこれ。 理科用品コーナーはボトル類の宝庫である。 1L/0.5L  丸めのボトルと比べて、 無駄な曲線が少なく、ボトルが円筒形である ボトル口も同じ口径(丸く すぼまるのは不適) といった理由である。 ローバーの内部設計はこのボトルに収まることを前提にすすめた。 コンセプトモデルはタミヤのユニバーサルプレートをサンドイッチにした無駄の多い構造だったので、のちの円盤連結型に切り替えた。  メカ的にはもっと小さいビンでも、ドラム缶でも作ることはできる。ヤドカリみたいにいろんなスタイルがあっていいと思う。 キャップのネジ部をカットする 底にモーター付属の軸を取り付け(取り外しはナット1つ) 内部機構との大きさ比較。 容積1Lの機械ということに ポリエチレンフォーム。半年間走行させていたので少々くたびれている。 どこのご家庭にもある両面テープ 6等分してみたところ  このフォームの形状は全くの思いつきだが、車輪径の拡大、軽量化、交換の容易さにつながっている(らしい)。12本だと、平坦な地面ではよく走るが、砂地や河原のような大きな石の転がる場所では、スリップしてしまい走行効率が悪い。 半分の6ストライプだとかなりのグリップ力を発揮する。 砂地→ポリエチレンフォームの接地面だけでなく、側面で外輪船のように砂を掻き分けて進む 礫地→側面でとっかかりを作って登る事ができる。 反面、高速走行だと飛び上がって揺れてしまい、最高速度は制限されてしまう。 車輪は交換式なので、ポリ軟膏缶を幾つか買って、走行コンディションにあわせて足を変える・・・ なんてこともできる。 そういえば夏の動画から、どんどん走行速度が落ち...