身の回りの材料を利用して、目的の物を作る能力。
基本的には、レゴブロックの延長線上にある「ものづくりによる自己表現」にもつながる行為だと思う。
さて、糸巻き戦車に使ってきたタイヤであるが 「車輪で覆われたロボットを作る」 ということを決めた時点で、ドラム缶みたいな筒を利用することにしていた。
ムシャクシャしてやった、シリンダーならなんでもよかった
軽量でしっかりした物が欲しかったので、東急ハンズでボトル類を漁っていて見つけたのがこれ。
理科用品コーナーはボトル類の宝庫である。
|
1L/0.5L |
丸めのボトルと比べて、
- 無駄な曲線が少なく、ボトルが円筒形である
- ボトル口も同じ口径(丸く すぼまるのは不適)
といった理由である。 ローバーの内部設計はこのボトルに収まることを前提にすすめた。
コンセプトモデルはタミヤのユニバーサルプレートをサンドイッチにした無駄の多い構造だったので、のちの円盤連結型に切り替えた。
メカ的にはもっと小さいビンでも、ドラム缶でも作ることはできる。ヤドカリみたいにいろんなスタイルがあっていいと思う。
|
キャップのネジ部をカットする |
|
底にモーター付属の軸を取り付け(取り外しはナット1つ) |
|
内部機構との大きさ比較。 容積1Lの機械ということに |
|
ポリエチレンフォーム。半年間走行させていたので少々くたびれている。 |
|
どこのご家庭にもある両面テープ |
|
6等分してみたところ |
このフォームの形状は全くの思いつきだが、車輪径の拡大、軽量化、交換の容易さにつながっている(らしい)。12本だと、平坦な地面ではよく走るが、砂地や河原のような大きな石の転がる場所では、スリップしてしまい走行効率が悪い。 半分の6ストライプだとかなりのグリップ力を発揮する。
- 砂地→ポリエチレンフォームの接地面だけでなく、側面で外輪船のように砂を掻き分けて進む
- 礫地→側面でとっかかりを作って登る事ができる。
反面、高速走行だと飛び上がって揺れてしまい、最高速度は制限されてしまう。
車輪は交換式なので、ポリ軟膏缶を幾つか買って、走行コンディションにあわせて足を変える・・・ なんてこともできる。
そういえば夏の動画から、どんどん走行速度が落ちているなあ・・・。ギア比の問題だし、高速だと暴れて制御どころではなかったため自粛している。
(砂漠で砂煙あげながら暴走するドラム缶ってのもいいかも…)
|
新型のアイデア |
などと言っていたらいつの間にか新型機の足回りが出来ていた…(つづく)