カラーセンサで実現したかったのは、1画素カメラ。 カラーピッカーとかスポイトのリアル世界版。 エリアでもなく、ラインでもない、ドットカメラ。 これで地球を観測したら、なにか有意義なデータとなるんだろうか。 理学系の人とかに聞いてみたいな。 個人的には青空の青さと、夕焼けの色を取得したいというモチベーションで載せている。 レンズ部:S9706、奥:NaPiCa ハードウェア ストラップ衛星に搭載したものを動かし、データを評価してみた。 秋月電子の取り扱うS9706はカラーフィルタ付きなので、赤外線の補正などはそれほど気にしなくて良いらしい。 ネットで見る応用例はロボットのボール認識、メディアアートなどの検討例が多い。 こちらは大雑把な空間の色を取得したいので、センサ面にはジャンクUSBカメラから取り外したフィルタ無しのレンズをシリコン充填剤で貼りつけている。 センサの消費電流は最大10mA程度とのことなので、AVRのピンから直接供給している。 これで測光時以外は電源を落とせる。 露光時間とAE S9706はゲート操作の時間で露光時間が調節できるので、環境光に応じたAEができるといいかもしれない。出力される12ビット値から、レンジの最大値に張り付いたり、最小値に近づいたりしたら露光時間を変えるという手が簡単そう。 AE制御をすると、色検出の精度は良くなるけど、定点で明るさを含めた時間変化を記録したい場合は、パラメーターを固定したほうがいいこともある。 快晴の青空が検出できる値に固定して、日没までの2時間、露出時間100ms固定で取得したデータはこんな感じになった。 日没2時間のセンサデータ変化(約1fps 100ms露光、高感度モード) グラフ色はRGBと対応させてある。各12ビットなので、普通のカメラに比べると表現が豊かということになる・・・ 赤と緑の成分はほぼ同じカーブで、青の波長だけが飛び出しているのがわかる。この時の空は快晴だったが、靄のせいで若干白っぽくなっていた。 モニタ上でRGBを合成してみると、白っぽい青になるので大体あってそう。 空の青さを測ることで、大気の透明度がわかるかもしれないな・・・ 動作テストを兼ねて数日分のデータを取ってみたい。 夕焼けの影響が出るかとおもいきや、太...
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