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5月, 2013の投稿を表示しています

GBCamとMorikawa_Log

 データロガーのピンを使ってみるため、試しにゲームボーイカメラの人工網膜チップ(M4282FP)を取り付けた。 レンズは手元にあったものと交換している。  ゲームボーイカメラのカセットは中古屋を漁って結構確保した。 Morikawaの外部拡張端子のうち、I2Cを除いて2つ目のシリアルポートも使ってしまっている。AGCのために、I2C制御の照度センサを取り付けられるとよさそうだ。 ハウジングも用意してみた。 レンズフィルターを窓にできる。いまは昼間用にND4フィルタをつけているが、星の撮影用だったら、MCプロテクターに交換したほうが良さそう。   バッテリは小さくしないと収まらなさそうだ…。 基本的に5Vで動くため、昇圧DCDCも必要。 今は有線で設置することを考えている。

宇宙系電子書籍

Kindleで洋書を読む理由は未訳の海外作家のSFを読むことだったけど、半年ほどかけて10冊くらい消化した後、Storeでキーワード「Satellite」などで探してみると、宇宙/工学関係の本が結構見つかることに気付いた。 特にNASAやアメリカ政府が出版するものは、過去のプロジェクト資料、歴史をまとめたかなりボリュームのあるものが多い。 今はNASAのDSN(深宇宙通信ネットワーク)の歴史をまとめた本を読んでいる。 ほとんどが日本の文庫本価格で手に入るのも良い。Kindle買って1年、通勤時間に鍛えたお陰で結構流し読みできるようになってきた。  (電子ペーパー端末のいいところはかさばらず目が疲れないのと、SNS見に行けないところと、文字サイズを大きくできることだと思う) CubeSatをDIYするというテーマでも何冊か本が 出ている。 著者はSandy Antunesという方。 去年あたりからシリーズ物としてすでに3冊めとなる。 ・ DIY Satellite Platforms ・ DIY Instruments for Amateur Space ・ Surviving Orbit the DIY Way (O'Reilly Mediaのリンク) Kindle Storeでも購入できるが、O'ReillyMedia で買うとDRMフリーで手に入るとのこと。 主にTubeSat Kitを題材としているが、CubeSatでも応用可能な話が多い。 おすすめはSurviving Orbit the DIY Way。熱真空槽を圧力鍋で自作する方法など、低コストで機器をテストする方法に触れている。 ちゃんとNASAの設計基準に基づいて、CubeSatの大きさで必要十分なテスト方式を解説している。   プロジェクトサイトのコラムにも内容が載っているので、参考に。 http://projectcalliope.com/ 読んでいて、「CanSatのつくりかた」みたいな文章を書いてみたくなってきた。

SDlogger based datalogger (Morikawa_Log)

某プロジェクト用に簡易データロガーが必要になったので、先月は  SDLoggerをベースとしたArduino互換機 の基板を起こして各種テストをしていました。 (MORIKAWAという名前は、某店名から) 基本的な設計はSDLoggerと一緒ですが、厳しい熱環境下でも確実に動作するように、ATmega644Pを5V動作とし、周辺バスへはレベル変換ICを嚙ませてます。今のところ、特に問題なく-40℃で動作しています。 (このあたりなら特に対策なしでも普通に動くという話も)  microSDカードスロットはイジェクト式でなく、低価格タブレットのメインROM用途でよく使われるヒンジ式のロック機構がついたものを使用しています。 あとは余ったスペースに気圧センサのBMP180とRTC(RX8581)、バックアップバッテリを載せました。 ピン配置と基板外形はユニバーサル基板(型番: UP-204GSR)と互換性をもたせたので、基板間ピンヘッダを用意すればスタックできます。 フォームファクタは過去作ってたFemtoCubeを踏襲。 10mmのスペーサを使うために、ピンヘッダの高さはちょっと小細工あり 外部にはGPIOとA/Dが1ch、UART(2ch)、I2C(3.3Vレベル)がそれぞれ引き出してあって、Arduino互換としてプログラミングできます。 (SDLoggerのピン設定はSanguino互換) JPEGカメラやMEMSセンサ等が主なターゲット。 pin mapping 回路図  https://dl.dropboxusercontent.com/u/13997223/Morikawa_log_A_sch.pdf そのままOpenlogのファームウェアを書き込んでも動作しますが、SDFatライブラリのサンプルを使えば、単体で気圧と温度ロガーになります。 今のところ常時25mA(125mW)なので、そのうち単体ロガーとして実験するときはスリープを組み込もうと思います。 GPSをつないでみた 手実装の量産風景 (最初にロット単位で注文した644Pが全部不良品で焦りまくり) 三菱の人工網膜チップ(ゲームボーイカメラの目玉)を搭載。 I2Cを除くI/Oでなんとか間に合った。