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計測器を繋ぐ

 ここ数年、設計した基板の通電検査、動作電流デバッグ、アナログ部の検査のため、いろいろなベンチトップ計測器を導入してきた。   必要に応じて実績解除していくのは楽しい。  振り返ると、8年前の計測環境といえば、秋月のP-10とクリスタルイヤホンだけだったなぁ。  (UART信号の有無を音で確認していたあの頃) ラックの構成 計測器 Agilent(Keysight) 34401A  6桁半マルチメータ  最初のベンチトップ レンタル落ち品を計測器ランドで入手 Agilent E3642A   プログラマブル50Wシングル電源  オークションにたくさん出ていたので、1万円台で入手。  ファンの風切音がうるさいが性能は問題なし。 負荷変動の急峻な回路でもちゃんと追従してくれている。 ADVANTEST R6142   直流電圧電流発生器  オークションで入手。 アナログ回路のリファレンスとして利用。  届いてしばらく出力をモニターしてみると、初日はかなり値がドリフトしていたが、そのまま2日ほど通電していたところ、変動が収束し、カタログスペックを満たすようになった。  長期間未使用だったのが原因だろうけれど、 コンデンサ周りか、リレーの端子に酸化膜でも形成されていたか・・・ 制御機器 Shuttle DS47   (Windows10) 貰い物のデジタルサイネージ用ファンレス機。 物理的なポートが豊富。 メインのデスクトップからリモート接続している。 アジレントの筐体の横に差し込んである。 途中までは一部の機器だけRS-232で接続していたが、最終的にUSB GP-IBアダプタと、15cmのGPIBケーブル2本を購入し、3台同時に接続。  CPUはSandy世代で非力なため、純正の計測統合環境だと動作が重い。 ということでPyVISAも導入。 R6142だけはIDの設定に手こずったけれど、何度か変更しているうちに、コマンドを受け付けるようになった。  これでPythonスクリプトを書けば、GPIB経由で各機器を制御できる。  とりあえず、電源装置で出力をチカチカするスクリプトからはじめた。