過去の機種ということで、1万円代で購入できたPanasonicの防塵耐衝撃タブレット JT-B1
AndroidのバージョンはICS(4.04)だが、業務用のためか、細かい修正パッチは最近まで適用され続けている。 発売当時のOSのままということもあり、レスポンスは良いが、時の流れはごまかせないので、特定のアプリのみを動かすということに割り切る必要はある。 ちょうど、初代Nexus7に背面カメラをつけたようなスペックだ。一応、RTL- SDR関連は動いた。
防塵耐衝撃ということで、大きいこと(8型タブレットを2枚重ねたくらい)、 重い(500g級)ことは覚悟していた。 あえて利点を挙げるとすれば、厚みがありベセルが広いので保持しやすいところ。 そして物理的に強そうな見た目。
また、電源コネクタとmicroUSB端子が別に用意されている。 さすが業務用だった。
一つ困ったのが、待機中の電池の消耗スピードが早いこと。
最小限のアプリとバックグラウンドサービスにとどめても、1.4%/hのレートで放電があるようだ。
単純計算だと、待受状態で3日もたない。 無線関係をオフにしても、その傾向は変わらなかった。
この原因は後ほど判明する。
お約束の分解。
固定にはすべてY型のネジが使われているので、Y型ネジ用のドライバーを取り寄せた。
背面中央部にある蓋のネジを取り外すと、取り付けられたWWANモジュール(Gobi 4000系)が確認できる。 空間の余裕があるからか、WWAN対応PCと同じような構成だ。
LTEモジュールにアクセスするなら、この4つのネジを外すだけよかった。
次に、本体を開ける。 筐体のつなぎ目はゴムパッキンが取り巻いている。
メイン基板はすっきりしていて、主要パッケージはシールドケースに収まっており、マグネシウム筐体に伝熱シートで押し付けてある。 徹底的な放熱パスの作成がなされている。
GPS、Wifi,BT,WAN関連のアンテナはフィルム基板に形成され、Pogoピンで基板から接続されるタイプ。 アクセサリーポートの上側と、画面側の右上、NFCの読み取り位置の付近に設けられている。 この2箇所は何かで覆わないようにしたほうがよさそう。
GPSの感度だが、アプリで表示する限り、Nexus7に比べて測位時に使われる衛星数が半分くらいになってしまうのが惜しい。
待機電力の調査
OSが古いので、OSのブラウザは封印、Chromeのみにして、使わないGoogle系のサービスも封印。
バックグラウンド更新等を切り、常駐アプリを減らした。
結果からいくと、WAANモジュール取り外して起動、放置すると、待機中のバッテリの放電レートが10分の1にまで下がった。 もともと5Ah級のバッテリを装着しているので、待機電流さえ減れば、おそろしく長持ちしそう。
たまに使う普通のタブレットとしては、数日目を離した隙に使用不能になっているのはやや不便で、
充電台/給電ケーブルに繋ぎっぱなしが可能な業務利用とはちょっと評価軸が変わる。
LTE環境が必要なときだけ、モジュールを刺して使おう・・・。
TH-D72をあらたに自局へ登録したので、APRSのテストのため、近所の山へお出かけしたときの構成。
APRSの連携もアプリが幾つかあるが、まだ試せていない。
かたやパケット通信そのものを楽しむものと、当たり前のようにどこかの基地局と通信をしているものを運用していると、よくわからない心境になる。
APRSのほうは、UHFの5Wで100kmほど先のI-Gateに拾われることがわかった。宇宙機相手だと1Wくらいの出力で、数百kmレンジの空間を拾うことになる。 ハンディ機だと自分が衛星の立場みたいで面白い。 (ハンディ機を組み込んだ衛星も結構運用されていた)
目標としては、ISSのデジピータにアクセスするところまでやってみたい。
APRSのほうは、UHFの5Wで100kmほど先のI-Gateに拾われることがわかった。宇宙機相手だと1Wくらいの出力で、数百kmレンジの空間を拾うことになる。 ハンディ機だと自分が衛星の立場みたいで面白い。 (ハンディ機を組み込んだ衛星も結構運用されていた)
目標としては、ISSのデジピータにアクセスするところまでやってみたい。