キーホルダーサイズの模擬衛星を目指していたので、ここはひとつキーホルダーに収めてみようという試み。 150円で買えるソーラーLEDライトの筐体と太陽電池を流用した。
いま千石等で買えるカラフルなバージョンは、以前買った時とは違うロットらしく、中身はボタン型ニッケル水素3直3.6Vセルと、点滅制御の無いただのスイッチに変更されている。コイン型リチウム充電池を使っていた時よりはマシな選択になっているようだ。ニッ水セルはありがたく使わせていただこう…
PIC12F1822をこれに押しこむのはそれほど難しくない。 だがプログラム用のISCPヘッダをつけると自由度が下がるので、今回はヘッダを付けず別の方法を選んだ。
中身
今はブザーと1.5Fの電気二重層コンデンサだけ。
センサやトランスミッタを搭載する余地を残し、まずはブザーをつけた。 太陽電池は逆流防止用にショットキーダイオードをひとつつけただけ。このケースが製品だったころと同じ方式。
省電力設定にしたので、ブザーとLEDを駆動する程度なら、5V1.5Fのキャパシタで満充電から、PICのBORで設定した1.9Vまで下がるのに3~4時間掛かる。
Arduinoで作ってた頃は電力確保で悩んだけど、最初から超低消費電力ならそういった心配も大掛かりな回路も要らない。
そして朝日とともに充電され、日没後数時間までブザーが鳴り続ける迷惑な目覚ましがここに誕生した。 フォトトランジスタや温度センサをつけて、もうちょっとインテリジェントな動作をさせよう…。
見た目はPICのブザー工作とかわりないけど、I2Cインターフェースのセンサ/メモリを繋げられるという拡張性もあるのが面白いところ。
もとはスイッチだった部分にPICを出した。これはプログラム書き込み用の配置。
秋月で売っているICテストクリップをはさむと、このように簡単に書き込みできる。
ブレッドボードでICSP用の配線が面倒だったので買ったけど、結構便利。
同じシリーズでは端子配置が共通なので、1823でもそのまま使える。