某プロジェクト用に簡易データロガーが必要になったので、先月は SDLoggerをベースとしたArduino互換機の基板を起こして各種テストをしていました。 (MORIKAWAという名前は、某店名から)
基本的な設計はSDLoggerと一緒ですが、厳しい熱環境下でも確実に動作するように、ATmega644Pを5V動作とし、周辺バスへはレベル変換ICを嚙ませてます。今のところ、特に問題なく-40℃で動作しています。(このあたりなら特に対策なしでも普通に動くという話も)
microSDカードスロットはイジェクト式でなく、低価格タブレットのメインROM用途でよく使われるヒンジ式のロック機構がついたものを使用しています。
あとは余ったスペースに気圧センサのBMP180とRTC(RX8581)、バックアップバッテリを載せました。
ピン配置と基板外形はユニバーサル基板(型番: UP-204GSR)と互換性をもたせたので、基板間ピンヘッダを用意すればスタックできます。 フォームファクタは過去作ってたFemtoCubeを踏襲。
10mmのスペーサを使うために、ピンヘッダの高さはちょっと小細工あり |
外部にはGPIOとA/Dが1ch、UART(2ch)、I2C(3.3Vレベル)がそれぞれ引き出してあって、Arduino互換としてプログラミングできます。
(SDLoggerのピン設定はSanguino互換)
JPEGカメラやMEMSセンサ等が主なターゲット。
pin mapping
そのままOpenlogのファームウェアを書き込んでも動作しますが、SDFatライブラリのサンプルを使えば、単体で気圧と温度ロガーになります。
今のところ常時25mA(125mW)なので、そのうち単体ロガーとして実験するときはスリープを組み込もうと思います。
GPSをつないでみた |
手実装の量産風景(最初にロット単位で注文した644Pが全部不良品で焦りまくり) |
三菱の人工網膜チップ(ゲームボーイカメラの目玉)を搭載。 I2Cを除くI/Oでなんとか間に合った。 |