今回導入したのは、Amazonで取り扱っていたI-O DATAのTRG-DS/US-HSという機種。安定してそうということで選択。
http://www.iodata.jp/product/lan/option/etg-dsus-hs/
これにFunCubeを接続し、何の問題もなく受信できることを確認した。
残念ながら、密かに期待していたRTLSDRはそのままでは使えなかった。
ドライバレベルでは認識しているのに、ソフトからは認識できない状態。
サーバ自体は、USB機器の設置の自由度を増すので、応用例はたくさん考えられる。
USBシリアル系(Arduino等)も普通に動作した。
受信機をアンテナから離す必要がなくなるので、同軸ケーブル延長に伴うロスを減らせるだろう。
大学などでは、運用のための立派なアンテナは建物の屋上に設置されることが多いので、そこから無線機まで伸ばすケーブルは部屋の場所によってはかなり長くなる。 このシステムなら、直接アンテナ直下にくくりつけて、LANだけ伸ばすか、Wifiコンバータを経由するだけで良くなる。
サーバー、ドングル、カメラ一式をセットで防水ケースに納め、アンテナ付近に設置すれば、重たいケーブルを引かずとも稼働する受信設備が完成する。
自宅は屋外に防水コンセントがあるけど、アンテナ引き込みの隙間が無いので、余っていた無線LANルーターを使おうと思う。
追記
無線LAN経由で接続してみた結果。
ひとまず屋外設置用の装備をこしらえて実験してみた。
・Wifiコンバータとして動かす無線LANルーター
・監視用カメラ(QCAM orbit AF)
・FUNCube Dongle Pro & QFH(430MHz)
・密閉型ケースとヒューズをつけた電気コード
実際のところ、この構成だとFunCubeのストリーミングすら止まるので実用的ではなかった。
最初に使ったルーターがFonelaにDD-WRTを入れたものだったので、次にBuffaloの新しめのルーター(これもDD-WRT入れたもの)につないでみたが、途切れるまでの時間が延びただけだった。
なんとなく結末がわかっていたので、無線ルーターを取り外し、LANケーブルを引っ張ってきて接続すると、何の問題もなく動いた。 (このときのために20Mのケーブルも買っておいてよかった)
有線接続→Gigabit対応の無線ルーター(AP)→ノート(Netbook)という経路では受信が途切れることはなかった。デバイスサーバーもGigabit対応なので、できるだけ無線化は避けたいところ。
実験途中で箱を開けてみたところ、デバイスサーバーが結構発熱していた。冬場はそれほど問題ないけれど、密閉したケースも対策無しのままだと故障の原因となりそう。結露しないようにしつつ開放型にして、ファンを回すか、ヒートシンクを生やすか…
実はQFHアンテナでいままでまともに受信運用ができていなかったが、FunCubeの周波数校正値を掴み、さらにデスクトップの大画面でゆったり探索した結果、意外と信号が見えていることがわかってほっとした。 ただ八木と比べるとゲイン不足が否めない。