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開局申請


 無線沼に足を突っ込んで4年。今までは広帯域受信機しか持ってなかったので衛星聞き専だった。3アマは持っていて、社団局に参加しているので衛星地上局の操作資格はあるものの、受信報告をしてみたりすると、やはりコールサインが欲しくなる。
 今回は開局を行い、その過程をまとめてみた。 果たして、無事人間地上局になれるのだろうか…

(コールサインはJI1DODになりました。 再割当て番号ですね)

システム利用登録


アマチュア無線の開局申請は、謎のキャラクターが生息する総務省の電子申請・届け出システムLiteというサイトからオンラインで行うことができる。 電子申請なら申請手数料が割り引かれるので使わない手は無い。なおシステムの利用登録には、住所宛に届くハガキに書かれたパスワードが必要になる。 

申請手続き


無線機の諸元が必要となる。無線機を買うお金が無いのも開局を渋る原因だったけれど、幸運なことに中古で状態の良いデュアルバンド機(TH-79)を入手できた。 見つけた時にその場で検索して、諸元を確かめる。古い機種だけど技適機種だった。 乾電池運用ができる。

申請の記述では、技適機種として付帯設備なし、10W以下の移動運用とした。 古い機種のため取説に古い様式が載ってたり、申請に使う電波の新形式にちょっと手間取った。 書式の情報を探す過程で、すこし歴史を垣間見た気がする。

審査通過


変なことは書いてなかったようで、2週間ほどで審査が通った。申請料を振込み、免許状送付用の封筒を投函する。 ペイジーはゆうちょのATMから現金で支払った。更に1週間で手元に免許状が届いた。
少し遅れて、電波利用料の振込の案内も届く。 アマチュア無線なら年間300円だが、 人工衛星の欄をみると、放送衛星用区分もあるからか、電波方式によってはかなりの額になっていて興味深い。

TH-79はデュアルバンド機で、最低だと30mW出力が選べる。 最大5W出せるそうだが、果たして最大出力で使うことはあるのだろうか…。
 海外サイトで拾った回路図を眺めると、アナログ度が高く勉強になる。 

AFSKやPSK31など、デジタルモードを追加する場合、付帯設備となるので技適を外れるが、出力10W以下の場合は、開局後であれば変更申請だけで済むとの情報があるので、やってみようと思う。 衛星に頼らない自局設備のテストなどから少しずつはじめてみたい。

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