割とお手軽に買えるけど管理が厄介なものは意外とあって、筆頭はDIY向けや電子工作向けのリチウムイオン充電池ではないだろうか。
気が付くとラミネート型のLiPoセルやリチウムイオン(LIB)が幾つか転がっている。 個人的には2010年あたりに買ったものが多い。家電製品は回収してもらえるけど、こうした単独セルは廃棄法が統一されていない。
気が付くとラミネート型のLiPoセルやリチウムイオン(LIB)が幾つか転がっている。 個人的には2010年あたりに買ったものが多い。家電製品は回収してもらえるけど、こうした単独セルは廃棄法が統一されていない。
Li-ion/LiPo系の充電池は、過充電やセル破損、短絡により急激な反応が起こると膨張、発煙が起こり、最悪発火するリスクが存在する。 最近は輸送にも制限がついたりしてきて、なかなか扱いに困ることが多くなってきた。こうしたラミネート式のセルなどは外力で簡単に変形、破損するので、特にデリケートだ。
面倒でも保管を管理し、異常事態になったら投入できる金属缶を用意しておくと、万が一の事態にも対処できて良いと思う。
手持ちの電池では取り扱いに気をつけていたが、外装が破損したものがあって、気が付くとパックが膨らんでしまった。
まだ電圧は残っていて、そのまま廃棄に進むと発煙してしまうかもしれない。完全に放電させる方法を調べると、ラジコンの世界では危険なバッテリを塩水に漬けて完全放電させるらしいが、緊急避難的な扱いで、あまりいい方法ではなさそう。
ある程度放電しきった状態の小容量なセルではリスクは低いけれど、原理上ガスも出るので、換気され、耐火性を備えた環境で作業する必要がある。結局ある程度電子負荷で放電し続けたあと、W数の大き目な抵抗をブリーダ抵抗として繋いで放置するのが良いのだろうか…。
先ほどのバッテリは、もともとSpinnerの制御系電源に使っていたが、モーター駆動としては放電レートが向いていなかった。500mA程度が精一杯で、それ以上流そうとすれば電圧降下が大きすぎる。 そのためモーター系はエネループで駆動させていた。
個人的にはエネループでほとんどの用途が間に合っている。 直並列を加減して必要な電圧/容量のバッテリを組めるのは便利だ。
安全性をとるなら、有名どころのモバイルバッテリを使うなど、充放電管理のコントローラ搭載で、廃棄までの道が組まれている製品を使うと良いだろう。
短期の使用で本気を出すなら、割とチート性能なリチウム乾電池を使うことにしている。 一時電池だが軽量で大容量。動作温度範囲が二次電池よりはるかに広い。 値段も結構するけれど、最近はスマートフォンの充電用か防災枠かわからないが、コンビニでも普通に見るようになった。 (長期保存が可能なのも特徴の一つ)