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CAL.430FRの開発(2) DIY腕時計のストラップ

紙モデルA

メモリ液晶とくれば腕時計型デバイス(通信機能が未実装なのでスマートウォッチとは呼ばない)
腕時計と名乗るには、リストバンドなどを取り付ける機構が必要だ。



CAL.430FRはのんびりと海をわたっているようなので、今度は腕時計用のPCBパーツを設計して製造発注した。  MEMSセンサなどを実装する余地はたくさんあるのだけど、今回は諦めた。
ブレイクアウト基板なので、20ピンのコネクタは、2mmピッチのピンヘッダ2本で引き出している。
 デバッグ用土台でもあり、構造部材でもある。

今回の試行錯誤ポイントだった、上下の長穴は20mm幅のストラップホール。
選択肢の20mm幅のストラップに対応。

紙モデルB
 去年末頃、複数のアンティーク腕時計を預かったので、レストア沼に入りかけているのだけれど、お陰で時計全般の知識が少しずつ増えてきた。

腕時計のストラップには2種類の付け方があって、DIY的には、今回発注した基板のようにストラップを通す長穴をPCBに設ける例が多い。 このバンドはG10ストラップという名前がついていて、NATO軍の規格らしい。

バネ棒でバンドを取り付ける、一般的な腕時計に通すことができる。 写真のものは1000円台で正規品ではない。 (黒だと思って発注したらダークブラウンだった)

バネ棒を基板に固定してみる
PCBにバネ棒をはめ込む
そもそも腕時計はバネ棒という棒でバンドを固定している。 これはバネ構造で両端が伸縮する金属棒で、専用工具などで着脱できる仕組み。 バネ棒を固定するなら、3Dプリンタで構造部材を設計して発注かなぁ、と思っていたけど、基板の紙モデルをいくつか試作していて思うところがあったので、すこし実験をしてみた。
写真はユニバーサル基板にバネ棒を固定したプロトタイプだが、横穴をうまいこと開ければかっちりはめることができた。 強度が心配だが、すこし引っ張っても問題なさそう。 これなら、PCBのみで構造が完結しそうだ。 
 とりあえず、基板が届いたらバネ棒バージョンも試作してみる。
残る検討点は風防(表面のスクリーン)とケース(外装)だろうか… 

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