秋月で扱っているグラフィック液晶 TG12864Eを使用して、Arduinoに接続してみた。
この液晶は128x64ドットで、大きなSG12864とくらべると小さい。 ディスプレイ上部に4つのアイコン領域がある他は共通仕様なようだ。下準備 |
写真に映る配線表はExcelで制作しておいたもの。 配線表があると無いとではかなり効率が違う。ひとつ作っておくといいかもしれない。 繋ぐ場所が明白なので、このお化け配線もミスすることなく1時間で終わった。
ATmega328pに接続すると、残ったピンはA/D変換1つ、デジタル4つ、シリアルだけとなり、表示する以外のことはあまりできそうにない。 逆にこのシステムを表示用と割り切り、シリアル経由で情報表示するのであれば問題はないだろう。
空中配線 |
液晶部は直接書き込み器に接続 |
<書き込み>
書き込みはUSBシリアル変換(Arduino Pro互換) ライブラリ及びサンプルプログラムは、本家の
KS0108ライブラリを使用した。 この環境だとFPS=8と出る。
KS0108ライブラリを使用した。 この環境だとFPS=8と出る。
その後本体は秋月のプラスチックケースに収めた。
ひとつやりたかったことがあり、それがArduinoとグラフィック液晶でマンデルブロ集合を観ることができるビューワーの製作例。ボタンとボリュームを装備したら、ちゃんと動いてくれた。
空中配線したのには他にも理由があって、 写真のようにリチウム電池を内蔵するスペースをつくりたかったため。
本来この構成の電源電圧は5Vだけれど、リチウムポリマー二次電池の電圧で普通に動く。
ポータブルにしたのは、既に組み込んであるがGPSビューワーをつくるため!