2010/10/20

BoogieBoardとの戯れ

話題に乗り遅れることはや数カ月。 iPad旋風が吹き荒れて数カ月。 某電子部品街にもePadとかなんとかタブレットみたいなのが増殖してゆく中、最も安価で、唯一未来性を感じたデバイス、
それが 黒いせんせい ことBoogieBoard。

いまさら入手したので使ってみた。
新型ディスプレイに目がないのと、おえかきデバイスとしては出色のお手軽さなので、さっそくレポってみる。
※はじめてません。 もうすぐ冬だぞ
使用感については先駆者たちのブログのほうが充実しているので、技術的側面を探ってみよう。
そもそもこいつはなにが凄いの? と言われそうなのでググッてもらうと、液晶なのです。感圧式コレステリック液晶。電子式リフレッシュ。

押した場所(筆跡)が白く変化し、スイッチ一つで白紙に戻せるだけという。この上なく単純なデバイス。 米kent displays社の液晶技術で作られた電子ペーパーディスプレイの一種なのです。
表示素子としての画素は無く、このディスプレイが出来るのは感圧して変化した状態のリフレッシュだけ。 裏で処理等は一切無いアナログな書き心地が約束されます。 バッテリの心配もほとんどしなくて良いし。

電力を使うのは画面書き換え時だけで、どうもパルス電流かなにかを入力している模様。 あと、これを複写機にかけると真っ暗になるという記述が多かったが、多分リフレッシュ回路が収められた出っ張りのせいで、画面がコピー機のガラスに密着してないためではないかと勘ぐっている。 
裏にディスプレイの商標があった
止め、ハネ、筆圧等も再現
普段タブレットを使うのと同じ、あるいは描写エリアと表示エリアの同一、タイムラグゼロというアナログならではの書き心地と安心感がある。
スタイラスは付属のものがある。しかし先端が削れる感じがあまり気に食わなかったので、ワコムのペンタブレットのスタイラスを使ってみたら結構いい感じだった。
落書き

PCのお供に!
これはPC周辺の簡易メモ取りに使えるんじゃなかろうか、とおもって実際に使用中。どうでもいい簡易計算とか、定数のメモ場所、おえかきなどに便利。 ペーパーレス化が進みますね。 
こういうのを人への説明に活用したいとおもうと、単に見せびらかしたいだけと思われがちだけど、最近の見せびらかしさんはみなiPadとか持ってるから眼中にないはずだ。 問題ないぞ。 

これがタブレット端末技術と融合して、そのうちメモ書き、文章何でも来いなデバイスが出来るんだろうなー。 iPadが買えない人はこうして未来技術の片鱗を垣間見るのでした(完)