ネタがマジになる瞬間は結構すぐに来る。 重要なのはやってみることだ。
■初期の惨状
OSのインストールが終わって、環境設定や必要なソフトを入れ終わった直後。
この乱雑さはなんともいえない虚しさを呼ぶ。第一いろいろなものが固定されてないし。
・・・ということで、せめてマザーボード上に化粧パネルを取り付けることにした。
薄いベニヤ板を使って、それらしいパネルを作成。ごちゃごちゃした配線はマザボとアタッシュケースの壁の隙間に収め、化粧パネルで覆い隠す。 ついでに電源スイッチとステータスLEDを取り付けた。
化粧パネルの固定穴は、Mini-ITX固定につかっているネジ付きスペーサを延長したもの。
これをズレないように穴あけするには、ロックタイトをスペーサーの縁に盛りつけ、ハンコのように板に転写すると簡単に正確な穴の位置をプリントできる。 わざわざ定規の世話になることはない。
飾りなCAUTIONシール 電源スイッチが不用意な位置に・・・^^; |
そのような調子で作業を進めたら,結構マシな外見に変貌。 マザーボードについてくる配線説明シールを切り抜いて貼るとそれらしい雰囲気になった。 雰囲気、大事。
手順は逆だが、アタッシュケースに穴をあけた写真。 |
2.5インチHDDはOSとアプリケーション領域で、記録データもう一台3.5インチを増設すると前に書いたが、こいつも固定したい。 で、使い道があまりなくて困っていた氷室(冷却用HDDケース)に入れることにした。
ゴム足(5インチベイ接続用)は自由に配置可能。 |
氷室ケースのゴム足は着脱可能で、複数台を連結して置くといった裏技も使えるので、バラックでサーバーを組むときとか便利。 それなりに防振、と静音化される。
HDDをネジ外すだけで取り外せるようケース本体裏返しにして、足にアルミアングルを取り付け。
このアルミアングルに4つのビスを取り付けて、アタッシュケースに接続する。 ゴム足がしんどうを軽減するし、固定もされるが取り外しも容易という一石二鳥な機構だ。配置してみた。 ACアダプタは氷室のゴム足の間ににぴったり嵌るようにしたので、これも固定される。 というわけで意図せずして実用化が進んでしまった。
最近シンギュラリティ・スカイというスペースオペラ物を読んだが、コルヌコピア(豊穣の角)・マシンという元素変換技術、ナノテクを駆使した万能生成機が内蔵されたトランクが小道具として出てくる。
そんなSFに憧れつつ・・・
せめて液晶を廃品の9インチアナログVGAじゃなくて、アタッシュケースの蓋を占めるような17インチワイドのノート用液晶+ディスプレイ化キットとかであればネタではなくなるけれど、クロスケーブルでネットブックをつないで遠隔操作するので、起動確認さえ出来ればよかったのでした(完)
(尚、これを持って都内のラッシュ時の電車に乗ったり、1日中記録させ続けたりしても何の問題もなく動作しています)