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Shuttle DS47

友人から譲り受けたShuttleのファンレスマシン DS47を整備して、2ヶ月ほど使用している。 もともと自宅鯖用に導入したとのことだが…。

 http://www.shuttle-japan.jp/barebone/slim/ds47

 仕様を見てるとデジタルサイネージ向けの組み込みPCだけあって、GbE2基、シリアルポート2基 とI/Fが豊富で、外部電源スイッチ用のピンヘッダが背面についてたりする。
SSDが搭載済みなのでモーターはひとつもない。原理的には無音なマシン。

 個人的には、24時間稼働する制御用PCとしての使い方がちょうど良い気がしたが、制御するような機器がまだ無かった。

BIOS更新

譲り受けた時点で、BIOSのリビジョンは初期状態で、Windows8以外のOSとの相性問題がすごいことになっていた。Ubuntuは特定のウインドウが完全に表示できないし、最初にBIOS更新のために作成したFreeDosのUSBブートROMはレガシーモードでも起動せず。 Intel NUCが出始めた頃にも同じような話があったのを思い出す。

こんな時に役立つBIOS更新ツールが、Windows8.1評価版という、4GBもあるISOファイルだ。(咳払い)

こちらもUEFIモードではなく、レガシーモードではじめてインストールに成功。
無事、マイクロコードの更新を含んだ最新のBIOSを書き込むことができた。その後は挙動が安定した。

UnixBench 結果

Intel(R) Celeron(R) CPU 847 @ 1.10GHz
System Benchmarks Index Score (1CPU)                             582.2
System Benchmarks Index Score (2CPU)                            1092.9

参考
Intel(R) Celeron(R) CPU G540 @ 2.50GHz
System Benchmarks Index Score (1CPU)                            1215.2
System Benchmarks Index Score (2CPU)                            2325.6


 CPUはCeleron847を搭載している。中身はSandyBridgeのダウンクロック版なので、最初から省電力向けに作られたAtomベースのCeleronと比べると、TDPとコアあたりの性能が高くなっている。

 同じアーキテクチャで、自分のデスクトップ機で使用中のCeleron G540と比較すると、周波数あたりのスコアはほぼ同じになる。

ブラウザみたいなものを起動する時はCPUの力不足を感じる。やや全体的にレスポンスがもたつく傾向があり、重いソフトを並列して動かすのは厳しい。ソフトウェアラジオのみを走らせる程度なら問題はなかった。

Linuxで動かすと、外部のディスプレイ以外にもう一つ、XGAサイズの画面が認識されていて、画面挙動にやや謎な点が残る。 LVDS出力が有効化されているのかな…。

 エアフローに注意しつつ、常時稼働させてみたい。

( 余談として、最近のVPSサービスは下位サービスでも2000以上のスコアを出すらしい )

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