中古で見つけた業務用カメラのVC-C50iをどう使うか考えて、置き場所の自由を増やすことにした。
映像をLANケーブルで延長することはしていたので、今回は電源も延長する。
写真は市販のLAN延長用アダプタを使ったもので、監視カメラの映像出力(BNCコネクタ)と2.1mmジャック、音声RCAジャックがついている。千石電商で購入した。
音声信号用のRCAコネクタの信号ピンが曲者で、相手のメスコネクタによっては接触不良となるので注意(ちょっと曲げた)。
ビデオバランがついているというので使ってみたけど、別に秋月のLANコネクタ(パルストランス無し)を使って自作したものと比べて違いはあまり見られなかった…。
LANケーブルを延長用のツイストペアケーブルとみなせば、RS422なら上下2ch、RS485なら4ch通せるので、重たいケーブルを使うよりおすすめ。 差動ドライバはLTC485などが秋月で入手できる。
LANコネクタ(DIP化キット) http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05404/
電源も供給しているので、LANケーブル1本あれば好きな場所にカメラを設置できる。
20mほどのケーブルで試したが、カメラは無事起動した。あまり長いと配線抵抗が増えてダメかもしれない。
RCAジャックで測定すると30Ωほどあった。
このカメラは赤外線リモコンかRS232/485で遠隔操作ができる。お手軽にIRレピータを作り、音声端子経由で伸ばすとよさそうだ。 アナログVGAなので、最近のWebカメラと比べると広角側の画質は荒く感じるけれど、光学系がしっかりしているので、ズームして観察する用途ではかなり強力なツールとなる。 人の入りにくい実験環境の監視モニタとして使えるように整備している。