秋月で取り扱われている TPS7A4700を使った 超ローノイズレギュレータ基板 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-06194/ を買ってみた。
検索するとオーディオ用途をたくさん見かける。 低雑音が売り。
また、出力電圧可変型だが、電圧は外付け抵抗ではなくIC内部の分圧抵抗により、1.4V~20.5Vを100mV刻みで、192段階の設定ができる。
(レギュレータなので、設定電圧+1V以上の電源が必要)。
このキットではDIPスイッチで192段階の設定を行えるようになっている。
試しにGPSの電源テストに使うと、秋月のACアダプタを使って、ほぼ電池駆動の時と同じ性能が出せた。
ちょっと電源のスペクトラムが気になったので、デカップリングコンデンサを介してPCのLINE入力につないで、WaveSpectraを使って調べてみた。
WaveGeneと一緒に、音声帯域のスペアナとして昔から定番のソフト。まだ改良が続けられていて、かなりいろいろなことができるようになっている。 とてもありがたい。
以下のグラフはすべて100回平均した(サンプル65536 Blackman-harris7)。
測定環境のノイズレベルと、ACアダプタ+TPS7A4700
USBの電源ノイズと、TPS7A4700、比較用三端子レギュレータ(MCP1700)
USB HUBから給電した時に、GPSの初期測位がまともに出来ない組み合わせがあったので、電源ノイズがどうなっているか見てみる。その際、別のリニアレギュレータと比較してみた。ちなみに選定理由は自作FTDIアダプタに実装してあったからで深い意味は無い。
TPS7A4700は確かにノイズを除去する能力が高そう(当社比)。電圧の設定が簡単なので、製作時に綺麗な電源が欲しい時に便利だと思う。 マイコンのGPIOで叩いて、電圧設定を制御するというのもやってみたい。
ちなみに、あとでデスクトップPC本体のUSB端子から直接取ってみた波形がこちら。
本体は机の下なので、機器の電源にはもっぱらUSBハブを使っていた。
外部電源ハブはだいぶ汚い…
その後、ノートPCでバッテリ駆動にすると、ノイズフロアが激減したので、測定は役目がなくなったネットブックを専用機にしてみようかと思っている。
(ちょっと昔、複数のノートPCで録音された無線機の受信データを解析してた時、とある録音が面白い波形を定期的にとらえていたので、聞いてみたらSkypeのチャット着信音だったことがある…。マイク設定には注意だ)
検索するとオーディオ用途をたくさん見かける。 低雑音が売り。
もともとリニアレギュレータには電源電圧変動除去比(PSRR)という項目があり、ある程度電源のリップルノイズを低減してくれる。
このレギュレータはその性能が高い。また、出力電圧可変型だが、電圧は外付け抵抗ではなくIC内部の分圧抵抗により、1.4V~20.5Vを100mV刻みで、192段階の設定ができる。
(レギュレータなので、設定電圧+1V以上の電源が必要)。
このキットではDIPスイッチで192段階の設定を行えるようになっている。
試しにGPSの電源テストに使うと、秋月のACアダプタを使って、ほぼ電池駆動の時と同じ性能が出せた。
ちょっと電源のスペクトラムが気になったので、デカップリングコンデンサを介してPCのLINE入力につないで、WaveSpectraを使って調べてみた。
wavespectra の画面 |
WaveGeneと一緒に、音声帯域のスペアナとして昔から定番のソフト。まだ改良が続けられていて、かなりいろいろなことができるようになっている。 とてもありがたい。
以下のグラフはすべて100回平均した(サンプル65536 Blackman-harris7)。
測定環境のノイズレベルと、ACアダプタ+TPS7A4700
録音環境のノイズ |
ACアダプタ |
TPS7A4700を通した特性。 ほぼ電池と同等か |
USBの電源ノイズと、TPS7A4700、比較用三端子レギュレータ(MCP1700)
USB HUBから給電した時に、GPSの初期測位がまともに出来ない組み合わせがあったので、電源ノイズがどうなっているか見てみる。その際、別のリニアレギュレータと比較してみた。ちなみに選定理由は自作FTDIアダプタに実装してあったからで深い意味は無い。
これは… |
20dB以上下がっているが… |
MCP1700 高周波は除去されたが、1kHzまでの盛り上がりが出てきた。 |
TPS7A4700は確かにノイズを除去する能力が高そう(当社比)。電圧の設定が簡単なので、製作時に綺麗な電源が欲しい時に便利だと思う。 マイコンのGPIOで叩いて、電圧設定を制御するというのもやってみたい。
ちなみに、あとでデスクトップPC本体のUSB端子から直接取ってみた波形がこちら。
本体は机の下なので、機器の電源にはもっぱらUSBハブを使っていた。
外部電源ハブはだいぶ汚い…
その後、ノートPCでバッテリ駆動にすると、ノイズフロアが激減したので、測定は役目がなくなったネットブックを専用機にしてみようかと思っている。
(ちょっと昔、複数のノートPCで録音された無線機の受信データを解析してた時、とある録音が面白い波形を定期的にとらえていたので、聞いてみたらSkypeのチャット着信音だったことがある…。マイク設定には注意だ)