aitendoの電波時計モジュールを入手してみた。
http://www.aitendo.com/product/5029
40/60kHzのシングルバンド版と、デュアルバンド版が取り扱われている。今回は40kHz版を入手。
モジュールはMAS6180Bという受信ICがコアで、このICは時刻電波信号を増幅/復調し、コンパレータでバイナリ出力する。 JJYのタイムコードをそのまま出力するので、時刻データを取り出すにはデコードすることになるようだ。
モジュールのデータシート
http://www.mas-oy.com/uploads/Data%20sheets/DAEV6181B1COB.pdf
IC(MAS6180B)
http://www.mas-oy.com/uploads/Data%20sheets/da6180B.pdf
基板から出ている端子には短いシルク印刷がある。
V :電源
G :GND
P2 :制御ピン2
T :パルス出力
P1 :制御ピン1
P1とP2の論理で、モジュールの電源断、40/60kHz切り替えができる。
実装されているのが40kHzだけなので、この場合2つともGNDに落とす。
ネットで見つけたモジュールのデータシートと比べると実物は色々実装が変わっていた。
AON というAGCの制御ピンがあるが、ピンヘッダ配列には出されていなかった。
とりあえず、信号出力をトランジスタを介して自発振ブザーに繋ぎ、タイムコードを耳で聞こえるようにした。 電波時計人間が目指せそうだ。
PC付近はノイズのせいか1Hz以上の断続音になり壊滅状態で、窓際じゃないと難しそうな様子だった。
見晴らしの良い場所だと1Hzごとの信号が聞こえる。
JJYのタイムコード
http://jjy.nict.go.jp/jjy/trans/#item1
消費電流も動作時で数十μA程度しかないとあるので、電力が限られていて、屋外でGPSが必要ない用途には良いかも。