簡易データロガー第二世代。 3年前のモデルの改良版。 極限環境でのプロトタイピングを目的とし、いろいろなものに組み込む形での利用を想定している。 基板サイズと端子配置はUP-204GSRに合わせてあり、今回は端子数を増やし、RTCと9DoFセンサを搭載した。
特徴
引き続き 5V系 (※I2Cは3.3V系)
ATmega644P使用(4kB RAM 64kB Flash) 16MHz Sanguino互換
ヒンジ付きマイクロSDカードスロット搭載、衝撃に強い。
300kB/sec程度のリード/ライト速度(一例)
RTC(TCXO)搭載、MCU割り込み可
MPU-9250搭載
GPIO 12ch アナログ入力 8chと共用
去年以来、KiCadでのPCB設計も7枚目になるので、だんだんと慣れてきた。 今回も片面実装。
電源は5V系。 SDカードとI2Cバスは3.3V系。 5Vと3.3Vは基板外へ出力できて、配下の回路電源に利用可能。
メインのリニアレギュレータはLT1763で、VINにプルアップされたEN端子を引き出してあり、LOWレベルで基板の電源を落とせる。 このLDOはちょっと値段が高いけど、DC/DCが選択肢でなければ、 逆流防止も備わっていて便利だ。
RTCは新たにEPSONのRX8900を実装。TCXO搭載でとても小さい。
バックアップバッテリは前回の設計の反省を踏まえ、1次電池用のコネクタを用意した。
外部GPIOは、PWM機能付きのピンを4つ。 アナログ入力をもつポートAはまるごと引き出しているので、合計12本となる。
基板面積に余裕があったので、MPU-9250を搭載。 9軸のセンサデータを単体で記録できる。
こちらもGitHubで公開しています。
GitHub https://github.com/kentN/nLog_9DoF