ミウラ折りというものをご存知だろうか。
折り畳み方のひとつで、もともと宇宙構造物の収納の研究から生み出されたもの。 とある。
紙を無理やり押し込めたときにできるシワの規則性を抽出しているので、この折り目をつけた紙は引っ張るだけで一瞬で広がる。 平行四辺形ってすごい。
高校時代にはときたま授業の合間にこれを作っては色々試していた。面白い性質は、縮小と展開以外にも見つかる。
ハニカム構造のような規則性があるので、展開途中の厚みを持つ状態では、上にかなりの静的重量を支える事ができる。 知り合いが持ってる教科書をすべて積んでも潰れることが無かった。
もうひとつが、その伸縮性である。構成要素が変形しなくても、様々な形にぐにゃぐにゃ曲げることができる。実際人間の肌を拡大すると見える皮膚のシワのような構造をしていると思う。
ミウラ折りを使うと伸縮性豊かな構造が作れる。 平面ではなく、筒状に両端をつなげると、腕に通すサポーターみたいになったり。
これを構造に応用すると楽しいかもしれない。 プラスチックを平行四辺形に加工し、縁をカプトンテープでリンクすればかなり強固かつ伸縮する素材ができる。
参考
ミウラ折り(wikipedia)