最近簡単に入手できるJPEGカメラとしてはLS-Y201がある
http://www.sparkfun.com/products/10061
http://www.switch-science.com/products/detail.php?product_id=453
アナログビデオ出力(PAL)も付いていて、JPEGカメラとしても動作するという不思議な特徴をもったカメラ。
(以前の比較記事)
搭載しているDSP(VC0706)は、販売元の説明以外にもいろいろと隠された機能があるらしいということは知っていた。けど仕様がわからないとどうしようもないので、ローバーに搭載したり、赤外線カットフィルタを内蔵しておかしな色相を直したりと、主に外側の改善ばかりしていたのだが・・・
さて、Adafruitで販売され始めた新しいJPEGカメラ。よく見てみると同じチップを搭載している。こちらは映像出力もちゃんと謳っている。(NTSC・・・だと・・・^^;)
さらに、仕様書からライブラリも作ってくれたようで、GithubからVC0706用のライブラリが入手できる。http://github.com/adafruit/VC0706-Serial-Camera-Library
チップが同じなら、きっとこのライブラリも使えるはず・・・
ということでLS-Y201で使ってみた結果、ちゃんと動きました。
問題なく撮影できてます。
(ソースがSDカードへの保存を要求するけれど、めんどくさいので画像データをシリアルに垂れ流すようにいじりました)
注目点としては
・スリープモード
・JPEG圧縮率の設定(高画質にしたい・・・)
・TV出力のON/OFF制御(OFFにすれば消費電流が減るよ!)
・映像の簡易制御(ミラーなど)
・動体検知撮影
・OSD機能(機能しないらしいけど・・・)
adafruitのチュートリアルではうまく動かない機能も多いらしいが、
目玉機能である動体検知はちゃんと動いた。検知の感度などはライブラリ側でいじれる様子。
これでローバーも定点観測ができるように・・・
眠っていたLS-Y201がある方もぜひ。
(以前は全然みつからなかったあのDSPの資料がちらほら観測できてる・・・?)
某資料によれば、映像のNTSC/PAL切り替えはとある足のプルアップ/プルダウンで決まるらしい。試しに足を持ち上げたら映らなくなったので、慌てて修復したけど、どこかにプルアップ抵抗が設定されているおかげで、LS-Y201では標準のNTSCではなくPALが選択されている様子。さてどれだろうか・・・