2011/07/21

Geiger Counter


Sparkfun製のガイガーカウンタをひょんなことから貸してもらったので、色々と可能性を探ってみた。
http://www.sparkfun.com/products/9848

 USBシリアル変換とATmega328が搭載されている。 デフォルトでは天然乱数源として使えるように、放射線検知とともに1ビットの乱数を9600bpsで送信し続けるようになっている。
 
 シリアル端末につないで24時間放置したところ、生成された一様乱数は約1.4kバイトになった。自室の24時間平均カウント数は約7.5CPMということになる。 外に置くと15CPMくらいには増える。(熱雑音系と比べたら、乱数生成器としてはかなり鈍臭いようだ…)


得られた乱数の一部
0101101001001011010100101011010001010001110110010100110010110110110010110110101010001010110110101011101010100011010011011100100010110010101001101010010110101100110111011001110001100101010101110001101010101100010110101010110110101010001010011101011010100100110110011110101010101010010100001101001010000011001010110101110000101100

雲母窓の付いたLND712を使用している。キャップはβ線遮断

100円ショップの5VUSBチャージャーでも動作した。 消費電流は全体で30mA程らしい。
赤色LED消せばもっと減るかも

ケースに入れ、9電池から5V生成。ブザーはコンパレータにつなぐべきなのだが、
せっかくなのでAVRの空きピンに出力を増設したいところ。


ガイターカウンタの正しい利用法はここ数ヶ月で沢山告知されているので、そちらを参考にしていただければ…。

とりあえず、適用範囲は短時間では強い放射線源がある/ないの確認と、長時間の積分=定点観測になるとおもうので、持ち運ぶ形態よりは、サーバーにつないでモニタリングする方向を探りたい。 
屋外観測するということなら、最低でもCPMにタイムスタンプと位置情報は付加したい。スタンドアロンにこだわるなら、GPSを取り付けることになると思う。

構成として一番お手軽そうなのは、Open-WRTが走る無線LANルーターのシリアル端子につなぎ、観測用のスクリプトを走らせることだろうか。LUAをいじれば、Webページまで自前で用意出来るはず(そこまで触ったことがまだ無いけれど…)