2021/01/24

新しいAVRのメモ(2020~)

新AVRのラインナップが増えたので整理した。
(注:CPUがXMEGAの系譜となるATmegaシリーズのこと)

 現時点でラインナップに上がっている新しいAVRのシリーズの周辺機能を、旧来のものと比較してみると次のようになる。(TinyAVR-2はこれを書いている時点ではまだ評価ボードの出荷のみのようだ)


AVR-DA/DB TinyAVR-2 共通項

・12ビットADCを内蔵した
・Vref電圧が使いやすくなった(ADCのビット数に合わせた値に)
・バス数の増加


TinyAVR2

・USARTが2chとなった
・プログラマブルゲインアンプ(PGA)を内蔵。
・DACは外部出力が削られた(内部ではADCやアンプに使える)

AVR-DA
・全電圧範囲で24MHz駆動できる
・10bitDAC搭載

AVR-DB

・DAの特徴に加えアナログ機能へ特化。OPAを3つ内蔵 ただしタッチ機能は削除
・主クロックに外付け水晶が使える(XOSCHF)
・ポートCのI/O電源は独立(双方向レベルシフト)


 新シリーズはどれも、アナログ機能の高精度化が施された。もともとXMEGAは12bit SAR ADCだったけども、レジスタ構成は結構違うし、Vrefなどの構成を見るとPICへ寄ってきているように見える。パッケージはDIPまであるので入門もしやすい。

 TinyAVR-2は3㎜角のパッケージでもUARTが2ch使えて、12bitADCが載っている。ここまで小さければいろいろなことがこなせるようになって良い。

 AVR-DAはmegaAVR-0の上位互換となる。ピン互換もあり、さらに64ピンパッケージが用意されている。 一番は内蔵オシレータへ手が加わり、電圧を気にせず最大周波数で動かせるようになったこと。(XMEGAでも最大クロック時には2.7Vが下限だった)
 ※ただし、DAはDBと違ってXOSCHFは無い。

 ここまでくるとDMAを駆使して多チャンネルのバス通信処理をオフロードさせたくなってくるけど、今ならXMEGAの立ち位置をカバーしたSAMが第一候補になるだろう。CPU含め5Vで動作し、集積度が低く頑丈なMCUが必要な領域では重宝する。