廃棄扱いのPowerMacG4(通称ポリタンク)を普通のマザーボードが入るケースに改造してみた。
長年憧れの機体。 もはやギガフロップス時代の遺物である。改造しやすいので有名だが、筐体がでかいので入手することは考えてなかった。
手元のマシンを入れてみる。Mini-ITXにPICO-PSUという極小セットなので、取り付けられたら、後はほとんど加工しなくてよい。 木製PCケース計画のせいで2年もの間住居にありつけなかったDG45FCです。今度は絶対にCPUクーラーが外れないようにボルト止めした。
<改造>
まず外側のプラスチックケースを全部外す。 いろいろなパーツをすべて取り除くと、金属フレームだけとなる。
ポリタンクを改造するにあたって面倒なのが、背面のI/Oパネル。リベット留めだ。
先駆者たちはドリルで強引に除去していたりするようですが。 そんな根気がありません。
ところがしっかりしたニッパーがあれば、リベットの頭を除去することが可能だった。
ただし勢い良く飛ぶので目は保護したほうがいいでしょう。
右下は試行錯誤の跡で関係ありません。 釘を抜く要領で |
この様に全部一度外してしまってから、I/Oパネルを取り除いた。とても楽。
PCIブラケット部はI/Oパネルを切断後、リベットの穴を利用してM3ボルトで再固定した。
あとはマザーボードを取り付けるための穴あけ、余計なスペーサーの除去を行った。
電源スイッチとLEDを配線して、基本的な部分は2時間ほどで完了。
電源はACアダプタ電源だから、場所は取らない。
かっこいいケースになりそうだ
なお、現在は普通のMicroATXマザーで運用中。
2011追記
ACアダプタ電源を酷使した結果ACアダプタが故障。
急遽ATX電源を取り付けることになった。(それが普通です・・・)
このケースはもともとATX規格の電源が収まる設計。取り付けネジも利用可能だが難点がひとつ。
ほとんどのATX電源は取り付けると壁側に大口径ファンの吸気口がきて塞がってしまう。
手頃な電源はほとんどこのタイプなので問題だ。できるだけ無改造で済ませたい。
電源ケーブル接続面に8センチファンがついた懐かしいタイプの電源を探したところ、
AntecのEA380D-GREENというおあつらえ向きなものを発見した。古いのは見た目だけで中身はまっとうな80PLUS電源。
電源ユニットのケーブル取り付け場所と、接続パネル面のプラスチックカバーが干渉したので、一時的にカバーは取り外しているが、無改造で取り付けることが出来た。