PowerMac G4を改造第3回。
前回までにMini-ITXを二台内蔵し、運用を始めた。
当たり前だが、排熱ファンを内蔵していなかったため、熱が停滞、特にNASとして使うD945GCLF2がありえない温度にまで加熱されるという結果になった。 完成させるまでにちゃんと排気ファンを設置しないといけない。 今回はそれに加えて配線を処理した。
ひとつのケースにマシン2台も入っているから、当然コンセントも2台使わなくてはならず、筺体外の配線がカオスなことになる。 そこでNAS側のACアダプタとコンセントを、内部に収めてしまった。
市販の電気タップを引き込んでいる。
さらに、5ポートのGbEハブ(LAN-GSW05/PAW)を入手したので、これの電源も内蔵。 NASー母艦間を短いLANケーブルで配線。 WAN側のケーブルを外部から引き込む。
ハブも電源タップも磁石付きなので、固定がらくちん。 こうして配線もスッキリしてきた。
NASのI/Oポート後ろ側に設置するケースファン。 もともとのマシンに内蔵されていたものだが、NASのI/Oをつないでいると干渉するため、遠隔操作できるまではお預け・・・。
DG45FC,D945GCLF2は共にGbEポートを搭載するため、片方をNAS化したあと、両者をクロスケーブルでつないで、WindowsのICS接続を使ってNASにDG45FCからDHCP割り当てを行って、ネットへの接続を行っていた。
この構成では、調子が良くないと1Gbpsでつながっているにも関わらずファイル転送速度が10MB/s以上でない。
直接IPアドレスを指定すれば30Mbpsを出すけど、NAS(笑)をネットワークに繋ぐにはハブが不可欠ということを実感した。
ロジテックの一番安い5ポートギガビットHUBが出たので導入したが、もちろん何の問題もなく稼動している。 肝心の転送速度も常時30MB/sを超えるようになり、現実的な速度になった。一連のPowerMacG4ケース改造を本家にまとめてあります。
http://sites.google.com/site/kemushicomputer/Home/woodern-computer-case/powermacg4-case-mod