Arduino制御予定の簡易経緯台。
アガチス円板と基板スペーサを構造として、2つのサーボを使用。
水平軸サーボは連続回転可能なように改造している。
(ハムフェアで展示していました。 興味を持ってくれた方はありがとうございました)
<製作>
500円アンテナを取り付けて衛星追尾できる簡易経緯台・・・ということでつくってみたのだが、他にもカメラをつけてパノラマ撮影したり、レーダーモジュールの架台として遊べそう。
<細かいところ>
特に水平角は向いてる方向を知りたいので、GPSモジュールを付けてみた。 LS20126は2D電子コンパス内蔵なので、HDGフォーマットで方位の数値が1sごとに取得できる。
自局の位置情報も取れるので、TLEをぶち込めば衛星が追尾できるはず。アプリケーションとしてぴったりだ。
仰角サーボのトルクはもうちょっと欲しい。 八木アンテナのような長いものをつけると、重さの配分でお辞儀してしまう。 カウンターウエイトを付けてバランスをとっても、あまり早く動かすと慣性でやはりお辞儀する。
逆に、それだけ挟まれて怪我したりする可能性は低い。
ホントはお辞儀する可能性も考慮にいれて、加速度センサを仰角に搭載して傾き検出をしたい。実はLS20126にも加速度センサは搭載されているけど、コンパスが2Dなので水平にするほか無い。(土台の水平検知は可能) 1Hzの加速度センサ(^^;)の使い道はここらへんなのかもしれない。
<妄想>
十分に小型化すれば、衛星と地上局の間の機能差はほとんど無くなる。どちらも無線通信機の一端であるので、CubeSat程度なら地上局の衛星化ができるはずだ。 個人的には衛星を2基造って、片方を軌道に打ち上げて、片割れを地上に置いて相互に通信するくらいの汎用化ができたら面白いと思う。 衛星もネットも非対称サービスとして発展してきているので、これはまだSFだけれど。
(小型)衛星にとって地上局は衛星を情報とネットの海に繋げる道具である、と言えるくらい進歩したらおもしろい。